ドコモ「定額データプラン」の期間限定値下げと旧従量APの上限額引き下げ

本日のドコモの発表で強調されていたのは3G(FOMA)の通信インフラとしての優位性で、それを生かしたWi-Fiアクセスポイント機能を提供するiモード端末各機種や、日本ではイー・モバイル/Huaweiの「Pocket WiFi」が市場を開拓したモバイルWi-Fiルーター(バッファロー製、SIMロック入り)への参入も発表。併せてアナウンスされたのが「定額データプラン」の期間限定値下げです。
6月1日から9月30日までの間に「定額データ スタンダード割」(2年縛り)付きで定額データプランを新規契約すれば、契約月から13ヶ月間に限って4,410円/月(税込)で使えるようになるそうです。13ヶ月経過後は通常の5,985円/月に戻るようです。
これ、現状のIMEI規制の撤廃状態が6月以降も継続されるなら、かなりおいしい話だと思います。SIMフリー端末でも約1年間は4,410円でドコモの3Gネットワークが使い放題。競争激化を背景に13ヶ月後も4,410円が継続なんていう話になるかもしれませんし。楽観的すぎますけどね。あ、ちなみに定額データプランの維持費は通信料だけでなく、mopera UなどのISP料金(mopera Uの「U定額HIGH-SPEEDプラン」なら525円)も別途必要です。まあ、ざっくりと月に5,000円ですね。
一方、通常契約用の「パケ・ホーダイ ダブル/シンプル」も、これまで旧従量アクセスポイント(APN:mopera.netなど)経由でパケット接続した場合の上限料金が13,650円だったのが、6月以降10,395円に値下げとなることが発表されました。こちらは値下げの代わりに、SIMフリー端末へのスマートフォン用定額AP開放(旧Biz・ホーダイAPでのIMEI規制撤廃)が当面なくなったことを意味するような気がしてなりません。テザリングを含めてSIMフリー端末で利用するなら10,395円で、ということなのでしょう。まあ、現状は仕方ないのかもしれませんね。完全開放すると本当にSIMロックの意味がなくなってしまうでしょうから。