携帯各社夏モデル発表/ドコモからSamsung Galaxy Sが来る!

昨日のKDDI(au)を皮切りに、本日午前中のソフトバンクモバイル、そして午後のNTTドコモと、国内3大キャリアの夏モデル発表会が開催されました。
あえて簡単にまとめるなら、全機種防水対応のauソーシャルメディアWi-Fiスポットとガンダム(笑)のSBM、インフラ充実度の訴求と豊富な選択肢、それにスマートフォンへの注力をはじめたドコモ、といったところでしょうか。
発表会の面白さという点では今回もTwitterUSTREAMを有効活用していて、今回の夏モデル通常端末(スマートフォンの新規リリースはなし。たぶん次は第4世代iPhoneまでないのでしょう)の多くにTwitterクライアント(ウィジェット)を標準装備するというSBMが群を抜いていたと思いますが、発表内容の注目度からいえばドコモだったといえます。フルHD動画撮影のような相変わらずのオーバースペックな機能にはあまり興味がないのですが、サプライズは報道発表資料では言及されていないスマートフォンでのiモードメール対応新ISP「spモード」のサービスと、SamsungのハイエンドAndroidスマートフォンGalaxy S」(をベースとしたドコモ版端末)の秋以降の発売がアナウンスされたことでしょう。
ただ、Galaxy Sという超サプライズのおかげで、夏モデル20機種中3機種もアナウンスされた他のスマートフォンがすっかり霞んでしまった気がします。発売前なのに「メガネケース」の愛称がすっかり定着してしまったauIS01と通信規格以外ほぼ同仕様で、事実上の姉妹機といえるシャープ製のAndroid 1.6端末「LYNX(SH-10B)」、海外ではほぼ全世界的に昨年末までに発売済みで、日本のBlackBerryファンからリリースを待望されていた「BlackBerry Bold 9700」、それに昨年、T-01Aでなくてこっちが出ていればきっと祭りになっていただろうと思われる、スライドQWERTYキー搭載のWindows Mobile 6.5.3端末「T-01B」。いずれも通常の発表であればもっと盛り上がっていたことと思います。
あと、スマートフォンではありませんが、目を惹いたのが今回唯一「PRO」シリーズにラインナップされた「N-08B」。懐かしのNEC製「モバイルギア」を彷彿とさせるフルQWERTYキーボード搭載機にしてiモード端末、重量もなんと300gもあって、227〜230gのIS01SH-10Bをも上回るそうです。連続待ち受け時間は1000時間といいますから、相当巨大なバッテリを積んでいるのでしょう。文字通りのインパクトだけは間違いなくありますが、いったいどういう層がターゲットなのやら…ある意味、IS01発表時を上回るキワモノ感の漂う史上最大ガラケーですね。ちなみにほとんどのiモードサービスに対応していますが、さすがに「おサイフケータイ」にだけは非対応ですね。300gのおサイフなんて。