ドコモ「定額データプラン」SIMでIMEI規制撤廃か?

数日前(11日頃?)からNTTドコモの「定額データプラン」加入済みのFOMAカード(SIMカード)を装着した非ドコモのSIMフリー端末で定額データプラン用アクセスポイント(mopera.flat.foma.ne.jp)が利用可能となっているそうです。これまでは端末のIMEI番号によるホワイトリスト規制(ドコモから販売された端末以外では接続不可)が行われていることが知られていたので、それが中止されているようです。一時的なのか恒久的中止なのかは不明です。
一部では「パケ・ホーダイ」系のスマートフォン用定額AP(旧Biz・ホーダイAP)もSIMフリー端末でOKという情報が出回っていましたが、手持ちのパケ・ホーダイ ダブル加入済みFOMAカードをSIMフリー端末に挿してmpr.bizho.netやmpr2.bizho.netを試してみた限りでは、残念ながら以前と同じ状態(前者は接続後1分程度で切断、後者は接続自体不可)で、特殊な認証やIMEIによる接続規制は続いているようです。
PCでのデータ通信を前提とした定額データプラン系では、多数のポートに対してトラフィック制御が目的と思われる接続制限が行われているのに対し、端末上で完結するのが前提(テザリング等は可能な限り根本的に封鎖)のパケ・ホーダイ系APにはポート制限がほぼないので異なる取扱になっているのか、あるいはもともとSIMフリー端末用(というか国内では幻のSIMフリーiPadですね)に単体販売予定だったのが定額データプラン系SIMのみだったのでそうなっているのか、いずれにせよ真相は不明ですが、こういう規制内容の変更時には必ず何らかのアナウンスがあるのがドコモの常であり、今回の規制撤廃の仕方はどう考えてもドコモらしくないので、一時的に何らかのテスト目的でやっているか、またはメンテナンスなどの都合なのかもしれません。来月に入っても続いていれば、恒久撤廃とみてよいのでしょうけどね。
定額データプランは、バリュー系基本契約と2年契約(縛り)との併用により、月間最低維持費1,000円、上限5,985円で利用可能です。通話契約用オプションのパケ・ホーダイ ダブル/同シンプルとほぼ同一の金額です。もしIMEI規制が恒久的に撤廃となったのであれば、2契約にして1つはパケホを外して通話専用、もう1つは定額データプランにしたとしても、1回線に通話+パケ・ホーダイ系と同等の維持費で済むようになるかと思います。
個人的にはポート無規制の*.bizho.netはIMEI規制継続のままでも構わないので、mopera.flat.foma.ne.jpを現状のポート規制内容のまま、通話用FOMAカード+パケホ契約で使っても上限5,985円のパケホオプション料金内で収まるような料金体系が導入されれば海外SIMフリー端末でも使いやすくなってよいと思うのですが、実際にやるとなると、データ端末の販売価格体系や縛り期間の見直しをはじめとして検討すべき課題が多そうで、実現は難しいのでしょうね、きっと。