アド街で川口が。

昨夜のテレビ東京出没!アド街ック天国」は埼玉県川口市の回でした。アド街で川口を取り上げるのは、確か2回目です。
世間一般というか東京側から見た川口のイメージといえば、吉永小百合の初期の代表作「キューポラのある街」の舞台にもなった鋳物産業をはじめとする町工場や、オートレース場*1なのだろうと思いますが、今回は荒川岸から川口駅周辺にかけ、エルザタワー55をはじめとする超高層マンションの林立する街としての「NEO川口」がテーマでした。
前回と比べると、川口駅周辺の再開発が大幅に進み、ランキングにもそれが反映された感じですね。たとえば前回は旧サッポロビール川口工場なんかもランクインしていたと思いますが、今そこは「リボンシティ」という再開発地区になり、大型ショッピングセンターとマンションが建っています。
外国人人口が埼玉県一だという話は初耳でした。自分が初めて川口に足を踏み入れたのはちょうど10年前なのですが、当時は韓国、中国関係の店がちらほらあった程度。この10年間に激増したようです。確かに、珍しい料理の店が結構多いです。パレスチナ料理を出す店は知りませんでしたが…
あと、ここでも何回か(店名を出さずに)話題にしたことのあるパン屋さん「デイジイ」も11位に。スタジオで食べていた「クロワッサンB・C」もおいしいですが、個人的には普通の食パン「上食」(\230/斤。以前は\200だったのですが、諸物価高騰故…)が抜群だと思います。ここ3年ほど常食中(駄洒落にあらず)


と、こんなエントリを書いている自分は川口市民ではないわけですが、たぶん自分が払う消費税の2/3は川口に落ちていることでしょう。何しろショッピングモールやその他の商業・飲食施設の大半に料金がほぼ無料の駐車場があり、その収容台数も都内と比べると桁違いですから。地元商業の空洞化に思い切り荷担してしまっている自分がいます。
今回の第1位も「大型ショッピングセンター」だったわけですが、とりわけ東京側の視点では、川口は車で買物に行く街、ということになるのでしょう。
ちなみに番組開始前後は、ちょうど件の大型ショッピングセンターの一方で食料品の買物中だったのですが、テレビ売場ではほかのチャンネルが選局されていた20台ほどの大型テレビを店員が一斉に、普段チャンネルが合わせられることの滅多にないテレ東にセットしていました。番組が始まると、普段よりかなり多くの客がテレビに見入っていました。

*1:川口オートの看板スターといえば、言わずと知れた元SMAPの森クンなわけですが、今回の番組でも言及はなし…