iPhone OSのアップデートを手伝いながら雑感。

実は義妹がiPhone 3G 8GBのユーザーです。昨年の確か2月頃に買って、最初の設定を手伝ったのですが、OSは購入時の2.0のまま。もともとauからのMNPですしメールもi.softbank.jpしか使っていないそうなので、MMSがなくても不便はなく、長い間2.0のままでも間に合っていたそうです。しかし、「UNIQLO CALENDAR」というアプリをダウンロードしようとしたらOS 3.0以降が必要とのこと、しかも義妹はPCを持っていないので、それならうちでアップデートしてあげようか? ということになり、土曜の夜にやってみました。
と、いうわけで、バージョン2.0から最新の3.1.3へと更新開始。まず手許のノートPC・ThinkPad X40(まだまだ現役)に入っていたiTunes(MP3は自分でフォルダを作って管理し、SDなどに直接D&Dする派なので、ほとんど使っていません)が古くて9.1へのアップデートが必要で、それにどういうわけか30分ほどかかりました。
iTunesの更新後、例の白いUSBケーブルでX40に接続してアップデートを始めると、バックアップが始まりました。30分近く経っても半分も終わらず、固まったかな? と思って一度ケーブルを取り外してバックアップの回避方法なんかを調べているうちに1時間近くが過ぎ去り、最新バージョンでは回避は難しいことを悟って諦め、通常手順で再びバックアップからやり直したら完了まで1時間以上。どうにかバックアップが終了してOS更新に入ると、そっちは10分強で終わりました。ここまでで都合2時間以上かかっています。
で、OS更新が終わって画面を確認してみると、40個ほど入っているアプリの約1/3のアイコンに「更新中」の文字が。最初、OS関連の紐付け情報の更新とかがあって待ち時間が必要なのかな? と思っていたら、10分以上経っても1つとして「更新」の完了したアプリがないことに気付き、おかしいなぁとStore情報を開いてみたら…案の定、アカウント情報が義妹のではなく、X40に入っていたものに書き替わっていました。ダウンロード時とアカウントが変わったので「更新中」が止まらなかったわけですね。
ただちに書き換えてもらって事なきを得ましたが、もし間違ったままだったらどうなっていたのか。アカウント上書きの前に、何か確認通知があってもいいような気がするのですけどね。
でも、自宅や周囲にPCが1台もないのにiPhoneを使うのは結構大変かもです。「PCもないのにiPhoneなんて…」と考える人が多そうですが、ちょっと検索してみたら、手持ちのPCなし、iPhoneだけで全部を賄っているというユーザーも決して少なくないようです。いったいどうしているのでしょうか。買ったときのOSのままで使っているのですかね?
ちなみに義妹、iPhoneそのものは結構使いこなしている様子です。音楽はiTMSで買っているそうですし、40本というのは選ばれたアプリたちだそうですし。iPhone自体も今までのどのケータイよりも気に入っているそうです。そんな話を聞いて、日本のスマートフォンの未来は結構明るいのではないかと思えてきました。あとはiPhone以外に普通のケータイの代わりに使ってもらえそうなスマフォ(ハードウェア、OS、UI、エコシステムとすべてひっくるめて)がどれだけ出てくるかに懸かっているでしょうね。
ちなみに、OSをアップデートしてあげたついでに、Google Apps独自ドメインGmailと普通のGmailのアカウント設定(メール設定のGmailロゴではなくMicrosoft Exchangeロゴから辿って作る)やプッシュ受信なんかもテストさせてもらったのですが、プッシュメール、普通に瞬着でした。なんかWindows Mobile端末のDirect Pushより早い気もしました。でもGmailのアカウントを作ってあげるところまではやりませんでした。i.softbank.jpやMMSと比べて、電池に優しくなさそうですから。自分でわかっていて使うならともかく。