HTC Desire (SoftBank X06HT)を触ってきました

Xperia発売日の1日より秋葉原ヨドバシカメラAkiba店にHTC Desireの実機が展示されていますが、数日経ってそろそろ落ち着いてきた頃ということで、触りに行ってきました。駅の中央改札口最寄りの出入口から入ってすぐ、という絶好の場所にありました。
以下、10分程度ですが触ってみた感想。

  • デザインやカラーリングについて賛否両論ありますが、実機の印象はそんなに悪いとは思いませんでした。HTCのスマートフォンならこんなものだろう、というある種の諦観もありますが。
  • 有機ELスクリーンはやはり鮮明で見やすい。
  • さすがにSnapdragon 1GHzということで動作はサクサク。アプリによって引っかかり感があるのはXperiaなどと同じでAndroid全般に言えることですが、タスクをこまめにkillするなど運用次第で改善できるでしょう。
  • 光学ポインタはないよりはあったほうがいいと思いました。
  • HTC Sense UIは意外にスムースに動く感じ。連絡先、Gmail、天気予報、Yahoo! ニュースなどのウィジェットが入っていました(標準状態かどうかは不明)。ただ、アプリ一覧画面に入るのに画面左下をタップするしかなさそうな点に標準UIやXperiaと比べて少し違和感が。慣れの問題でしょうけど。
  • マルチタッチ対応。標準ブラウザやGoogle Mapsでピンチ操作OK。特に後者はiPhoneと比べてもぬるぬる動く印象。さすがはGoogle製OSのネイティブアプリ…なのかな?
  • 画面サイズが結構あるので、QWERTYタッチ入力でもiPhoneと同程度には入力できそう。もし買ったら速攻でSimejiなどを入れると思いますが。
  • Gmailのマルチアカウントと標準メールのMicrosoft Exchangeアカウント対応を確認。Gmail(含Google Apps)はどちらでも運用できそうです。GmailアプリにHTC Nipponのデモ用と思われるアカウントが設定されていましたが、プッシュ受信を試したり自分のアカウントを入れてみるところまではやりませんでした。
  • カメラアプリは動作が結構軽くてシャッターラグも少なめ。これも高速CPUのおかげか。
  • ロケールは日英だけだったが、ブラウザではハングルや簡繁体中文などのサイトも閲覧可。
  • WMA、WMVのストリーミングは視聴不可か。mms://直リンだとメールクライアントの新規メール作成画面が起動(これはiPhoneも同じ)。http://リンクではASXがダウンロードされたものの、落ちてきたファイルをクリックしても再生不可のメッセージが。Windows Media系CODECそのものが入っていないか、入っていたとしてもストリーミングができないように対策されている可能性が高い。後者だと困りますね。XperiaならOKなのに。
  • APNは「SoftBank Internet(open.softbank.ne.jp)」。ロックされていて中が覗けない状態なのは最近のXシリーズ端末と同様。

写真を撮ろうとしたら店員さんに止められたので画像は載せませんが、さすがはAndroid 2.1ということで、1.6と比べるといろいろ進化していて好印象です。あと、やはりマルチタッチは便利ですね。ただ、個人的にはWindows Media CODECが入っていなさそうなのが非常に残念です。後入れの手段があればいいのですが。有料でもいいので。
なお、例によって出荷版は今回の展示機とは異なる可能性もありますが、β臭いところは一切ありませんでしたし、時期的に考えても最終に近い仕様と思われます。
Desire、その名の通り、欲しくなる端末です。ただ、Timescape/Mediascapeのような掴みになりうる要素がないので、自分を含めてこれまでスマフォを使ってきた層以外にどこまでアピールできるかは未知数ですが。