Xperiaを触ってきました/WMV・WMAとハングルは?

Xperia正式発表以来、毎日のように続くXperia関連のエントリ。Google Analyticsによればここに検索で辿り着く方のキーワードも、上位5つのうち1〜4位までがXperia関連(ちなみに5位は「アエーズ」、さすがに「バリュー化」は減ってきたかな…)。実は個人的にはXperiaを購入するつもりはない(というか、買いたくても買えない)のですが、発売までにとにかく一度触っておかなくちゃと思い、店舗が結構広い割に暇そうな都内某所のドコモショップに行ってきました。
黒の実機がFOMAカード入り、microSDなしで置いてありました。暇そうな店とはいえかなり多くの人が触って行ったようで、ブラウザの履歴がいっぱい、指紋とかもそれなりに(目立ちにくい仕上げ塗装ですが)。試してみたかったのは、メール関連以外で自分の知りたかったこと2つです。

  • Windows Media系のストリーミング(WMV/WMA)はどこまで可能か
  • ハングルフォントは入っているか(入っていればMarketから「Korean Hangul Keyboard」などをインストールしてハングル入力やWeb検索が可能なはず)

まずWMV/WMAのストリーミング視聴。結論から言うと、iPhoneとほぼ同じレベルで可能なようです。ただし、アプリのインストールが必要なiPhoneと違って、CODECとプレイヤーは最初から入っています。httpストリーミングやhttpからmms://のURLを*.asxで呼び出すリンクであれば、そのまま可能。mms://への直リンからは不可でした。この辺りの挙動は同じWebKitベースということもあってか、共通ですね。mms://でプレイヤーが開くように弄れば(rootが要りますかね?)別でしょうが。ただし、バックグラウンド再生は動画はともかく、音声のみの場合も不可です。WM用のWindows Media Player 10 Mobileと同様に動画も音声も同じプレイヤーが全画面で開きますが、もしかしてバックグラウンド再生の設定がどこかにあるかな、と思って設定を探してみても見つかりませんでした。ラジオぐらいバックグラウンドで聴かせてほしいもの。ほかのメディアプレイヤーアプリに置き換えたいところです。
ハングルフォントですが、こちらも入っていました。日本語との混在で違和感のないゴシック体、というかAndroid標準のですね、確か。Xperiaに韓国語のロケールはないようですので、フォント周りがカスタマイズされてハングルが削除されていたら…と少し心配していたのですが、問題なさそうです。ハングルIMEを入れれば入力も大丈夫だろうと思います。
ただ、動作は1GHzのCPUということで概ね軽快ではあるものの、ところどころもたつく場面もありました。検索窓でIMEが上がってくるまで一瞬待たされるとか、ブラウザでの各種切り替え動作にタイムラグを感じたりとか。マルチタスクのモバイルOSの宿命みたいなものかと思いますが、チューニング次第で改善できそうな気もします。
あと文字入力。POBoxの入力や変換効率はなかなかのものですが、あれだけ画面がデカくてもQWERTYIMEだと自分は人差し指が太いせいもあって、目的のキーがなかなか押せませんでした(iPhoneでも同様ですが)。マックスボンが必要かも。まあ、フリック入力系のIMEならなんとかなりそうですけど。
それと、SDカードが入っていないのでカメラなどを十分に試すことはできませんでした。Timescapeやメール関係など個人情報を扱うものは試しませんでしたし(Exchangeクライアントの「Moxier」なんかは使ってみたかったのですが)、アプリも入れませんでしたし(誰かが「近藤昭雄の溜息」を入れて行ったようでしたが…)。それでも気が付いたら、かれこれ30分以上も触り続けていました。お客さんはカウンターにしかいませんでしたので。
ちなみに、今日はセパレート端末F-04B(バリュー一括なら約7万円、高い!)の発売日でもありましたが、こちらにはFOMAカードが入っていなかったので、ガワとメニュー周りを触ってきただけです。セパレートのギミックは面白いと思いますし、昨夜の報道ステーションでやっていたカメラ遠隔操作とかは便利そうでしたが、基本的にガラケーですのでできることは限られていますから、割賦金を払い終わる前に飽きてしまいそうです。やはりXperia、というかスマフォのほうが楽しいですから。