「安くモデム化できるのはガラケー」という矛盾

そういえば今回の128k APはドコモのiモード端末を主対象とした「パケ・ホーダイ ダブル」専用で、スマートフォンパケット定額制オプション「Biz・ホーダイ ダブル」のほうでは使えないというのも、どうも腑に落ちません。BluetoothやUSBで安くPCのモデムにできるのがPCとの親和性が高いスマートフォンではなく、ガラパゴスケータイのほうなのだというのも、なんだか矛盾した話に聞こえます。
そもそもパケホとBizホを区別する必要性もよくわからないですよね。料金、規制内容などすべて現状のまま据え置いたとしても、通常のiモードは4,410円、端末内フルブラウザ(含むBizホ)と128kは5,985円、無制限PCモデムは13,650円という上限額3段階制で一本化を図れるはずですし、一本化してもあまり問題はないような気がするのですが。
まあ、Bizホの規制がトラフィック制御と料金体系の維持が目的であることは理解していますし、そもそも128kはBizホ通信中に塞がれるUSBやBTの存在を前提とするので対象外、というのもある意味筋の通った話なのですが、「Bizホでiモードを使うと上限13,650円」というのだけは、はっきり言って理解不能です。この料金体系といい、2台持ちが前提のiモード.netのT-01A専用モバイルアプリの件といい、そこまでして複数台契約を推進したいのでしょうか。