ドコモの定額データ通信

HT1100/F1100リリースに加えて、この話にもすっかり出遅れてしまいましたが、3.6Mbps HSDPA端末対応で1万円強というのは、それなりに魅力的に思います。エリア、というか少なくとも電波の到達範囲は、マルチバンドなこともあって都心部はもちろん、郊外でもかなり広いはずですし。
制限はいろいろあるようですが、おそらく初期のSBMのopen接続程度のように思います。初期のopenはSSLの使用にすら工夫が必要だったのですが、このドコモの定額専用APはどうでしょうか。ストリーミング動画も利用できるところがあるそうですので、たぶん初期openと同様、80番ポートを使うストリーミングならOKなのでしょう。
SBMが24時間以内に追従しなかったことについていろいろ言われていますが、今回ドコモが発表したのは音声と重畳契約できないデータ専用プランですし、これまでもデータプランのコピーはなかった(従量制であれば旧ボーダのデータバリューパック系の他社に対する競争力は、未だに高いと思いますし)ですから公約違反ということにはならないと思います。でもまあそれだけ、SBMからの定額サービス(と価格破壊)はユーザーから期待されているのでしょう。ポートの制限は初期openと同様で構わないので、音声契約と併用できるPC向け定額APが、「パケットし放題」のPCサイトダイレクト料金の枠内でカバーされれば、と思います。