中国自製「N95」


台湾の手機報より。「嘉信」という中国メーカーの「E-PDA V16」というNokia N95もどきな端末。表に10キーがあり、本家よりもややデカいですが、タッチスクリーンやデュアルSIM(同時待ち受けは不可の切り替え式らしい)に加えて、microSD対応、Bluetoothも搭載。画面は3インチQVGAGSM端末なのでインカメラはフェイクというか普通のカメラ(300万画素のアウトカメラもあります)。標準で1800mAhの電池というのも何気にポイント高いですね。大陸製ながら繁体字と注音入力対応になっているので、ちゃんと台湾向けに作り込まれているようです。
おそらく中身は以前あったN73(705NK)もどき「NOKIR」などと同じ会社が作っているのでしょう。タッチスクリーンの下に5つのアイコンがあるのも似ています。価格は本家の1/3ぐらいとか。


この手の端末は台湾では「KUSO手機」と呼ばれているようです。有名機種に似せた端末や昔の大型携帯電話風、たばこの箱、車っぽい形などさまざまな端末が中国から香港や台湾に入ってきているようですが、その多くはタッチスクリーンと5つのアイコンを持っているのが興味深いところです。KUSOはもちろん日本語の「糞」ですが、語源としては「クソゲー」の「クソ」から来ているそうです。