DoCoMo 2.0

1台の端末に2番号・2メールアカウント(サブはWebメールだそうですが)の新サービス「2in1」はSBMホワイトプラン対抗だそうですが、すでに各所でさんざん言われているようにホワイトとはほとんど競合しない、全く別のサービスだと思います。サブ回線としてホワイトやウィルコムを契約する人は定額通話が動機の場合が大半でしょうし。おそらく夏野氏も敢えてわかった上で言っているのでしょうけどね…
1台に2番号・2契約入れて使い分けられるのは便利だと思いますし、需要もそれなりにあるとは思うのですが、2in1のキモは「もう1契約カウントされる」という点に尽きると思います。
\945という料金は追加契約ですから妥当と思いますが、iモードやiチャネルといったオプションサービスのひとつと捉えれば、パケット定額系を除くとたぶん史上最高額のオプションです。端末は1台なので、新規契約獲得のためのコストは2台売るよりも当然安くつくでしょう。契約数が増えても契約者のパイが増えるわけではないので、音声トラフィック対策のための設備投資もほとんど必要なさそうです。
おそらく2in1契約獲得にあたってはそれ相応のインセが積まれ、2in1を契約すると端末価格が大幅に安くなるような施策も組まれると思いますし、仮にそうなれば販売店(とくに併売店)はあの手この手で2in1加入者の獲得に熱を上げることでしょう。結果、ドコモの純増も、904iやそれ以降の2in1対応端末への乗り換えが進むにつれ、かつてないほどに激増すること請け合いですね。久々の年間純増首位奪還も見えてきましたね。しかし、どこか虚しさを感じずにはいられません。


端末のほうは、本質的なところではもう1年以上(1.7GHz東名阪バンドが追加されたあたりで)進化が止まっている気がしますね…最近FOMA端末は常用しておらず、iモードメールに至っては使うのをやめてしまったほどですが、月に1回ぐらいは気分転換とキャリア系サービスのチェックのために、SIMを挿し替えて使っています。手持ちの最新機種はN902iSなのですが、903iはスルー、これで904iもスルー確定。全機種HSDPAでワンセグGSMローミング対応と噂される、年末の905iまで待つことにします。