あえてHTC TyTN最新ROM (Bootloader 1.09) を焼いてみた

Bootloader(以下BL)バージョンが1.09(hTc Zを含む素直な初期版が1.04、X01HTは1.06)になり、いろいろな弊害が判明しているにもかかわらず、新しいのを使ってみたくてHTC TyTNの最新英語版ROM 1.35.255.2(ROM日付11/14/06、ただしAKUバージョンは相変わらず2.3のまま)を焼いてみました。南アフリカのユーザーが某所にアップしたようですが、ROM自体は普通の国際英語版 (WWE) です。
まず、現時点で判明しているBL 1.09へのアップグレードによる弊害をまとめておくと、

  • SuperCID化されていても、元々のCIDと異なるCIDを持つROMを焼くことはできなくなる(たとえば銀に緑のROMが焼けなくなる)
  • CIDの一致するROMであれば古いBLを含むものでも焼ける(たとえば今回のBL1.09を焼いたCHT9000に、過去のBL1.04を含むCHT9000のROM)が、BLは1.09から変わらず。元のBLバージョンに戻るわけではない
  • 1.06→1.04では可能だったBLのダウングレードは、今のところ不可(Hermesのネ申的存在であるスペインの某氏がダウングレーダーを開発中のようですが、仮に実現するとしても12月頭まで休暇中とかで、しばらく進展はないでしょう)

なお、SuperCID自体やSIMロックのステータスには影響しないようです。
(追記23:55) それと、Extended_ROMは初代TyTN ROMやDopod ROMと同一の方法で可視化/アンロック可能でした。


と、いうわけで、現時点ではお勧めしかねますが、大幅にバージョン番号の進んだROM(TyTN英語ROMの出荷版は1.18.255.3)だけあって、なんとなく動作が軽くなった気がします。
あと、X01HT(1.33.761.3)と比べてもバージョンが新しいROMということで、キー配列30411が使えるようになっています。