月額基本料永久無料…台湾の3G MVNO「震旦電信」がサービスイン

台湾初のMVNO携帯キャリア「震旦電信」がサービスを開始。しかもW-CDMAだそうです。
OA機器や事務用品のディーラーから発展した震旦集団(AURORA)で、携帯電話の併売店を運営していた通訊事業部が新会社として分離され、業種もMVNOキャリアに転換し、昨年末にW-CDMA専業でサービスインした威寶電信 (Vibo Telecom)の回線を借りて「終身0月租(月額基本料が永久無料)」「網内免費(相手も震旦電信なら最初の5分間は無料。かつてのVodafoneハッピータイム1のようですが、曜日や時間帯は関係ないもよう)」という画期的な料金体系を打ち出すようです。つまりプリペイドの市場に攻め込もうとしているわけですが、前払いやチャージが必要ないということは、普通の契約回線のようです。非居住者でもクレジットカードなどで契約できるといいのですが…詳しいことは来月訪台されるという香港@山根さんに振ります。
日本でもドコモとKDDIに回線貸し出しを義務化だそうですが、こういう特徴あるMVNOキャリアが出てきてほしいものです。


ちなみに威寶の電波ですが、Computexの際に持参したどのW-CDMA端末でも、台北市内ではとくに問題なく電波を掴みました。Nokia 6680ではオペレータ名が「T3G」と表示されましたが、当初この名前 (Taiwan 3G Mobile Network)でサービスインを予定していたためのようです。Universalではオペレータコードの「UMTS 46689」。最新端末なら「Vibo」と出ることでしょう。