TCPMP 0.70リリース/WM5でもテレビ個人ストリーミング

昨日、TCPMP 0.70がリリースされました。ぼくがPocket PCを触り始めた頃にはすでにTCPMPに改称されていましたが、かつては「BetaPlayer」として有名だった、多機能マルチメディアプレイヤーです。
前の正式版である0.66以降、テストバージョンでWindows MediaのMMSプロトコルに対応してストリーミングが再生できるようになっていましたが、ようやく正式版にもその機能が載ってきました。さっそくUniversalとTornadoにインストールしてみました。
海外在住の方やPDA好きの皆さんの間で、いまちょっとしたブームになっているらしいテレビの個人ストリーミング(ロケーションフリーとかブロードストリームRTとか)、実はぼくも「TVサーバーx2(キャプチャカード2枚挿し対応、ただし2枚挿しでは今ひとつ調子が悪いので、とりあえずシングルモードで使用中です)」というのを利用しています。先日の韓国出張の際にも「saku saku」などが見られて重宝したのですが、WM5のWMP10(少なくともUniversal、Tornado)では、なぜかTVサーバーのストリーミングが受けられなくなっています。バグなのか仕様なのかは不明ですが、WM2003SE(X50v、P50)のWMP10では問題ないので、やはり何らかの理由で仕様が変更されたのかな、と思います。
今回のTCPMP 0.70を使うことで、WM5上でもTVサーバーのストリーミングを受けることが可能となりました。ただし、本家WMPとはまだ完全互換ではないようで、普段試聴している韓国のテレビやラジオのサイマル放送は、ほとんど「URLが見つかりません」とハネられてしまいます。もし全面的にOKなら、MMSプロトコルの関連付けをWMPからTCPMPに変更してしまおうとまで考えていたのですが、結局そうすることなく、TVサーバーのURLはTCPMPでプレイリストとして保存しておき、必要に応じて呼び出して使うことにしました。
 
【追記】msmobiles.comで知りましたが、TCPMP 0.66用のAACプラグインが、0.70でも使えるようです。
実はTVサーバーのストリーミング関係とともに困っていたのが、TCPMPではAAC音声の3GPP動画ファイルが再生できず、一方のWMP10では映像がフルスクリーンにならないことだったのですが、このプラグインで完全に解決しました。さっそく拡張子「3GP」の関連付けをWMPからTCPMPに変更しました。