ハングル入力に成功!


Windows Mobile 5でのヌルズ攻略とATOKの稼働、というJapalopersの当面の目標が成し遂げられ、次は多言語入力だ…(中文はCE-Starとかがすでに動いていますが)ということで、韓国の代表的なハングルIMEDioPen 6.0(WM2003SEハングル版、VGA用)のHTC Universal(JASJAR) へのインストールにチャレンジしてみました。
DioPenはぼくも登録ユーザーとしてDell Axim X50vで愛用していたのですが、WM5へのインストールは、CAB直叩きでもOSバージョンのチェックが入るほどに厳しいため、半ば諦めていました。でも、ATOKが動いているならきっとDioPenも…というわけで、CABを分解してのフルマニュアルインストールに挑んでみました。

  1. X50vから関連するレジストリをエクスポート
  2. CAB(最小構成のDioPen6.CAB…メモリがきついもので)をcab_renamerで分解、取り出したファイル(000Setup.999ファイル以外。あと入力効果音用のサウンドファイル[*.wav]なんかも使わなければ不要かと思いますが)をActiveSync経由で\Windowsにコピー
  3. 1.でエクスポートしたレジストリJASJARにインポート

という手順で、なんとかDioPenが動くようになりました。
DioPenはハードキーボードをサポートしていて、韓国内のハードキー付きPDAにもOEM供給されているほどですので、JASJARでも2ボル式や3ボル式のハードキー入力が使えます。IMEのON/OFF(ハングル/英字入力の切り替え)には、id:GzhさんのPQzが使えます。もちろんDioPenの売りでもある、ハングル手書き入力もOKです。

注意すべきは、ハングルOS用のDioPenを使うことです。英語OS用だとうまく行きませんでした(たぶんヌルズの関係?)。
あと、WM2003SEでも同じなのですが、手書き入力を除いてATOKとは共存不可です。PQBox/PQBozやSIPタイプのPOBox系IMとは共存可能だと思いますが、まだテストしていません。
 
【追記】 DioPenとPOBox系との共存ですが、ComPOBox乙 VGAを試してみたところ、とりあえず使用できました。ただし、再起動直後にいったんすばやくSIPを切り替えておかないと、切り替わりません。ちょうどJASJAR初期ROMの頃と同じですね。DioPenのメモリ占有量が大きいためかと思われます(韓国でもDioPenが入っていると他のSIPが使えなくなる、という報告多数)。PQBo2(PQBoz)については今のところJapalopers限定のソフトなので、MLのほうに投げます。
 
とりあえず日本語用とハングル用の2種類のレジストリを作って、昔のDOS/VのSWITCHコマンドのように使い分けるかな…と考えています。