最近のWindows Mobile用ハングル入力事情

WM上のハングル入力といえばDIOTEK社の手書き主体のIME「DioPen」が定番で、自分はv6.0の2件のライセンスを購入してそれぞれUniversalとHermesアクティベーション*1して使用中*2なのですが、このDioPenが10月にバージョンアップされ、v7.0となりました
3年ぶりにメジャーバージョンアップされたというDioPen 7.0には、漢字手書き入力(v6.0まではハングルとアルファベットのみ認識)やら予測変換(!)やらアンチエイリアス対応やらVGA最適化フォントやら手書き四則演算機能やら、といかにも重たくなりそうな新機能が目白押しなので、10月末から11月初めにかけて無償バージョンアップキャンペーンが行われたにもかかわらず申し込みませんでした。案の定、韓国でも「動作が重くなった」「ファイルサイズがデカい」「SIPの表示切り替えに数秒かかる」などと辛口な評価も少なくないようです。もちろん、大幅な機能向上が図られているので、全体では好意的なもののほうが多いのですが…
いずれ体験版でも試してみようかと思っています。


一方で最近評判なのが、iPhone風のUIを持つハングル入力環境「NeoStylo(ネオスタイロ)」です。こちらは手書きではなくマルチタップ入力用のSIPです。通常の10キー携帯電話で一般的な「天地人」などのマルチタップ入力よりはキーが多いので初めてでもとっつきやすく、ハングル版WM標準のPCキーボード互換配列SIPと比べるとキーが少なくて大きいので、スタイラスがなくても打ちやすいと思われます。SCH-M480/SPH-M4800(i780の本国版)あたりからSamsungの韓国内向けWM端末には「모아키(Moakey)」という同様なマルチタップSIPが入っているそうですが、それと比べても使いやすそうです。これはぜひDiamondあたりで試してみたいところですが、今のところハングル版WMのみの対応で英語版WMほかには未対応とのこと。残念です。体験版を用意しようとしているようですが、今のところDLボタンをクリックすると「準備中です」と出てDL不可なので、動くかどうかの確認もできない状態です。

*1:バイスID紐付けのネットワークアクティベーションを採用。ただしデバイスIDの変更が月1回に限り可能

*2:日本語版OSあるいは日本語化環境上で使うには工夫が必要な上、DioPenのIMEエンジンが日本語IMEのそれと共存できないので、日本語IMEをロードした状態ではハングル手書き入力のみ可能