FontLinkのTip: 複数フォントの合体技

komさんのMS Smartphone LOVEより。なんと。FontLinkで複数のフォントをリンクさせる方法があったとは…レジストリで複数フォントをセミコロン(;)で区切って記述するだけです。リンクできるのは1つのフォントにつき1つだけと、今の今まで信じて疑うこともなかったのですが…
これまでWM端末で日本語とハングル表示を両立させるため、10MB超の多言語UnicodeフォントをROMに焼き込んだり(UniやHermes)、あるいは\Windowsフォルダに直接入れたり(BreezeやCavalier)してきたのですが、ROM調理のできない端末に巨大フォントを放り込むのはどうしても本体ストレージの圧迫につながるので、何かいい手がないものかと常日頃から考えていたところです。
とりあえずX02HTでは10MBフォントをやめ、この方法でストレージを空けようと思います。Breezeはもともと英語OSなので、軽量化多言語フォント(8MB程度)引き続きを使いますが。
以下、X02HTで日本語表示にデフォルトのMS ゴシック系フォントを使いながら、韓国WMデバイス用の標準ハングルフォントを組み込む場合のFontLinkレジストリの例です。
※ gulim.ac3(4.44MB)は、ハングル版WM5エミュレータから取り出したハングルフォントです。
※ フォント名のGulimはプロポーショナル、GulimCheは固定ピッチ。
Outlook Mobileでハングルのメールを読めるようにするには、MS ゴシック系のフォントにもリンクさせておきます。
【修正 10/16 1:18】Gulim/GulimCheにもMS ゴシック系をリンクさせるように変更。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\FontLink\SystemLink]
"Gulim"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\msgothic.ac3,MS PGothic"
"GulimChe"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\msgothic.ac3,MS Gothic"
"Courier New"="\\windows\\msgothic.ac3,MS UI Gothic;\\windows\\gulim.ac3,GulimChe"
"Nina"="\\windows\\msgothic.ac3,MS UI Gothic;\\windows\\gulim.ac3,Gulim"
"MS Pゴシック"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\gulim.ac3,Gulim"
"MS ゴシック"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\gulim.ac3,GulimChe"
"MS PGothic"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\gulim.ac3,Gulim"
"MS Gothic"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\gulim.ac3,GulimChe"
"MS UI Gothic"="\\windows\\nina.ttf,Nina;\\windows\\gulim.ac3,Gulim"

ちなみに3つ以上でもリンクできるかどうかは、試していません。