アプリケーションアンロック

先日も書いたように、Windows Mobile 6 Standardやその前のWindows Mobile Smartphone Edition(2002〜5.0まで)には、クリティカルなアプリケーションのインストールや、不用意なシステム改変を防ぐための「アプリケーションロック」がかけられています。
システム保護(マルウェアなどによる改変対策を含む)のための仕様です。電話機能と標準内蔵アプリ、「最強メッセージングケータイ X02HTマスターガイド」で紹介されているアプリは、アプリケーションロックされた状態でも動きます。そのままにしておいたほうがよいでしょう。
しかし、たとえば30秒(標準)でキーロックを自動的にかけるAutomatic Keylock(充電中はロックしないとか自動ロック解除とかの一部の機能は、WM6環境では正常に動かないようです…)であるとか、PC(母艦)側でレジストリ操作ができるMobileRegistryEditorといった一部の便利ツールは、アプリケーションアンロックを施さない限り動きません。
1) regeditSTG2.exe を端末側で起動し、以下のレジストリを編集(ほかのレジストリエディタ、たとえばRescoなどでは以下のレジストリ項目を編集することはできません)

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Security\Policies\Policies]
"00001001"=dword:00000001
"00001005"=dword:00000028 (10進なら40)
"00001017"=dword:00000090 (10進なら144)

※荷台の傾けられるトラックに乗りたい人は "0000101a"=dword:00000001 も必要

2) PCとActiveSyncした状態からSDA_ApplicationUnlock.exe を実行