SBMが純増1位の大異変! / iモードの純増が少ない

なんと、5月分のTCA統計ソフトバンクモバイルが純増第1位。かなり増えているだろうとは思っていましたが、「ドコモに移転ゼロ」はおろか、まさか絶好調KDDIまでも抜くとは(まあ、KDDIが少ないのはツーカー巻き取りによるもので、ブランド別では相変わらずauが1位なわけですが)。VFKK時代には想像すらできなかった大異変ですね。
ホワイトプランも500万契約を達成したそうで、6月にはホワイト家族24の効果も現れることでしょう。あとは基地局。全国46,000局達成もそうですが、とくに人口密集地でのキャパシティ増強を頑張ってほしいところです(し放題やBiz定額を契約しているX01HTユーザーの人は、ラッシュ時とそうでない時に電車の中でストリーミングを試して比べてみると、最近のSBMの混み具合が実感できるかと思います)。
あと、注目すべきは「携帯IP接続サービス(iモード/EZweb/Y!ケータイ)」の純増数で、

キャリア 4月純増 4月IP増 4月IP比率 5月純増 5月IP増 5月IP比率
ドコモ 65,800 48,600 74% 82,700 43,900 53%
KDDI 249,400 262,800 105% 138,500 152,400 110%
SBM 163,600 187,700 115% 162,400 162,800 100%

5月のドコモのiモード契約率が、4月に比べて著しく低くなっています。まあドコモは「通信モジュールサービス」の純増が5月で33,100件(全純増中40%。ちなみに4月はなんと56%でした)もあったり、iモードを契約しない人も少なくない「らくらくホン」などのエルダー層でのシェアが他社を圧倒していたりするので(とくに5月は母の日需要もあったでしょうし)、IP接続の契約率を他社と単純に比較しづらいのは確かなのですが、5月に極端に下がっているのは、やはり下旬からの2in1導入で「1端末2契約」なユーザーが増えた影響なのでしょうか。
ちなみに3月のiモード契約率は他社と大差ない95%(総純増298,000/iモード純増283,100)でした。過去にはSBM(というかVFKK)のIP契約率がかなり低かった時代があり、その事実とプリペイドの純増数を発表していないのを根拠に、プリペイド寝かせ契約による純増水増しをやっているのでは? と疑われたりもしたものです。