ソニーVGP-BRM1

最近あちこちで評判のA2DP/AVRCP対応ソニーBluetoothオーディオコントローラ「VGP-BRM1」を購入してみました。
モバイルキャスト、というかi.Tech製のA2DP対応BT製品(ヘッドセットのほかにMusic Masterも持っています。Music Masterについてはいずれ)は、WM端末で使う場合、いったんデバイスをリセットしたりi.Tech製品側の電源を切ったりした後だと、A2DPを再リンクするための操作(BT設定からi.Tech製品名をタップ&ホールドし、メニューから「Set as Wireless Stereo(ワイヤレス ステレオに設定)」を選択)が必要になるわけですが、VGP-BRM1はその操作が必要なく、自動的に再リンクされる、というのが購入に至った最大の理由です。
で、簡単なインプレ。

  • まず、従来から使用中のi.Tech製品について: mLink R for P902i(MPX3000RP)とMusic MasterはHermesとの組み合わせでは非常に安定しているが、Universalで使えず。mLink R for ZENに同梱のMPX3000Rは、Hermesとの組み合わせでは時折ガリガリというノイズが入るが、Universalでは比較的安定。
  • VGP-BRM1はその中間的な印象で、Hermes、Universalいずれとの組み合わせでもそこそこ使えるが、干渉の起きやすい場所ではバッファにたまった音楽が、再生速度とキーがやや上がって一気に溢れるように聞こえる現象が発生(MPX3000Rでも結構発生、MPX3000RPではほとんど発生せず)。ちなみにBreezeでもOK(電池の持ちの件があるので、BreezeでA2DPは使いませんが)。
  • バイス本体側でペアリングが済んでいて、かつデバイスの電源がONになっていれば、VGP-BRM1側の電源を入れるだけで自動的にリンクされるのはやはり便利。
  • ただし、その自動リンク機能のためか、同時にリンクできるのは1プロファイルにつき1デバイスだけらしい(i.Tech製はHFPの場合、2台の携帯電話で同時待ち受けが可能)。とりあえずA2DP/AVRCPHermesHFPはBreezeとそれぞれペアリングして使用中。
  • AVRCPはWMP10 Mobileの場合、Hermes(HTC TyTN用ROM 1.35.255.2)では再生/停止/順送り/逆送りが、Universal(Qtek 9000用ROM 1.30.77)では再生/順送り/逆送りが、それぞれ使用可能。A2DP関連DLLのバージョン違いによるものかどうかは未検証。ソニー独自拡張?のグループ頭出しボタンは使用不可。
  • i.Tech製品のようなクリップ機構がない代わりにストラップホールがあり、ネックストラップ(付属)などを使うことを想定したデザイン。個人的には、形状はi.Tech製のクリップ型のほうが扱いやすいと思います。そのうちクリップ型のストラップでも付けるかもしれませんが。
  • ACアダプタがi.Tech製品付属のものと比べてデカい。何かほかの充電手段も考えないと。
  • 音質は…i.Tech/モバイルキャストも決して悪くないということが改めてわかりました。

クリップ型で自動リンク可のA2DPヘッドセット、どこかにないですかね…