Pantech、第3四半期は947億ウォンの赤字

inews24より。Pantech & Curitel(CDMA端末メーカー)が681億、Pantech(GSM端末と「SKY」ブランドのCDMA端末メーカー)が267億、Pantech系列全体で947億ウォン(日本円で120億円弱。足して948億にならないのは、たぶん単体2社と合計の数字ともに四捨五入されているからかと)の赤字とか。主に海外での自社ブランド立ち上げ、韓国内での新スローガン「MUST HAVE_」導入に伴う広告宣伝費の増加が原因だそうです。
今年はひと頃破竹の勢いで成長していた中堅携帯電話メーカーVK Mobileの倒産に続いて、Pantech系列も夏頃からキャッシュフロー危機が噂されていました。とりあえず自社株売却などで凌ぐようですが、北米ではUTStarcom(旧Audiovox部門)へのCDMA端末のOEM供給を増やすなど、自社ブランド路線を諦め、OEMメーカーへの回帰の気配も見えます。輸出ではKDDI (au)向けにも大いに期待しているようで、実際auらくらくホンのA1406PTは結構売れているようですが、売り上げはともかく利益面では?な気も。
そもそもPantech系列はW-CDMA端末投入でも他社に遅れを取っていますし、韓国内でもこのところ個性的な端末のリリースが減っているような気がします。
SamsungとLGを除いた韓国携帯電話メーカーはいずれも苦しくなっているようです。というか世界的にも淘汰の時期を迎えているような気がします。5年後、いや3年後に果たして何社が生き残っていることやら…