PQzII for Dopod CHT 9000

と、いうわけでid:GzhさんにCHT9000専用(「切換」キー=0x76が使える)のPQzIIを作っていただきました。台湾版にしかない「切換」キーを有効に使うことができるようになりました。じぃさん、ありがとうございますm(__)m
【追記7/11】 設定画面を追加しました。

で、使っていて発見したCHT9000固有、というより全Hermes共通で固有と思われる問題点です。

  • IMEオン、ATOKで予測候補が出ている状態でShift+下カーソルキー(NO SHIFTモードでの下カーソルキー操作も同様)候補確定ができない
  • この候補確定操作を試みると、IMEがオフになってしまう

Uniでは普通に使えている機能なので、もしかしてShiftと組み合わせで吐き出されるキーコードがUniと異なるのかな、と思ってPQz_CHECKを走らせてみたりもしましたが、カーソル単独、Shiftとの組み合わせともにUniと全く同じコードでした。Shiftキーそのものの挙動が違う(Hermesのは●=Fnキーとの組み合わせでCapキーにもなりますので)のが原因なのでしょうか…

【追記21:20】 上記の現象は、SIPVGA Large Keyboardで、かつ「IMEの状態を維持する」がチェックされていない場合に限って発生することが判明。チェックしてあれば完璧です。ほかのSIPでも問題ないです。お騒がせしました。


で、この問題を調べていて発見したのですが、キーボードの配列を変更するレジストリ

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\OEM\Qwerty]
"Layout"=dword:00020404 ;CHT9000のデフォルト値

ここでLayoutの値を20409に変更してやると、こちらのTyTNと同じ英語版の記号配列に(Tabもある)、20407だとO2 Trionのドイツ語と同じQWERTZ、かつあの通りの記号配列になりました。
で、試しに20411(0411といえば…)と入れてみると…
なんと、記号の配置は20404とほとんど同じでした。唯一異なると思われるのはSymbol Pad(記号専用SIP)の出し方(20404ではFn+スペース、20411ではFn+「切換」)ですが、この事実からすると、
日本語版Hermesは、CHT9000(台湾版キー配列)と記号配列がほぼ同一
と推測されます。おそらくは日本語IMEの入力文字種切り替えのために「切換」相当のキーが用意されるのでしょうね。
ただし、20411設定下での「切換」キーの挙動は20404と同じ(あ/ア/ア/A/A)であることも付け加えておきます。もしかしてIME起動キーになっていたりして、と一瞬思ったのですが…現行のATOKを使う限り、20411なHermesが出てもPQzは必須ということになりそうです。

ちなみに20404以外でのShift+下カーソルやNO SHIFTモードですが、20409や20407、20411でも同一でした。Uniのデフォルトと同じ10409に変更するとOKでしたが、記号配列がめちゃくちゃになってしまい、記号入力は操作不能でした。