ドコモ向けHermesは800MHz帯にも対応???

HTC Hermesとみられる「HIGH TECH COMPUTER CORPORATION」の「HERM100」が、3月に続いて4月6日付けでもTUVジャパンによる工事設計認証を受けていますが、今回は「1942.60〜1977.40MHz(200kHz間隔175波)」のほかに「832.40〜837.60MHz(200kHz間隔27波)」と「832.5,837.5MHz」の周波数帯でも認証を受けています。この800MHz帯周波数は、NTTドコモが地方の山間部など限定で、少ない基地局で効率よくカバレッジを拡げる目的で使用している、通称「FOMAプラスエリア」です。
現在のところ800MHz帯でW-CDMAをサービスしているのは日本はもちろん、世界でもドコモだけのはずですから、このHERM100はドコモ向けと見てよさそうですね。それにしてもプラスエリアにまで対応させるとは、意外にドコモも気合いが入っているのかもしれません。もっとも先日リリースの902iSシリーズで新規に対応した1.7GHz帯東名阪バンドには対応していませんが、もしかしたら1.7G帯にも対応して、もう1回認証取り直したりするんですかね…


ドコモ版でないHermesも800MHz帯などに対応すれば、エリアの穴もなくなって便利なんでしょうけどね(もっとも、他社向けのRadioがR99に対応していなければ、たとえ800MHzがOKでも意味はないでしょうが…)。