Tempo(SP5m) にNoble(SP5)のテストROMを入れてみる。

先日リークされたi-mateのテストROMは、Universal(JASJAR)とWizard(K-JAM)のほかにTornado Noble(SP5)用のもあったのですが、ぼくが持っているのはTornado Tempo(SP5m)なので、本来対象外です。しかし、UniversalのAKU2があまりにも快適に動くので、リスク覚悟で思い切って入れてみました。
上の備忘録の「CID=11111111」とは、対象外の機種にROMを焼くためのおまじないです。SPV-Developers Servicesというツールで設定が可能です。ちなみにこのツールでHTC Faraday(Wi-FiのないTornado=SPV C600やCingular 2125)にCID=11111111を設定し、i-mateやQtekのROMを焼いている強者もいるほどです(そもそも焼いたところでFaradayでWi-Fiが使えるようになるわけではありませんが、i-mateやQtekにはキャリアオリエンティッドな余計なツールが入っていないので喜ばれているようです)。
ハード的にはNobleもTempoもほとんど差はないようで、Wi-FiBluetoothも正常動作するのですが、IEWMPのダイレクトキーだけは互換性がありません。そのままではIEキーでContactsが、WMPのBackキーでMessagingが起動してしまいます。\Windows\Short*.lnkの中身を書き換えてやれば(というか、元々のTempoのを持っていって上書きしてやれば)IEWMPが起動できるようにはなるのですが、WMPのキーは期待通りには動いてくれなくなります(再生/一時停止、Forward/Backができない)。
あと困ったのはBTのDUNがなかなかできなかったことで、どうやらAKU2になってレジストリのデフォルトの中身が変わってしまったためのようでしたが、これは上の備忘録のレジストリを組み込んでやることで、解決できました。


入れた感想ですが、AKU2はAKU1.xと比べるとやはり快適に動きますね。最適化が大幅に進んだようで、WMPでラジオを再生中にIEブラウジングしてもスクロールがもたつくことが少なくなりましたし、プチプチというノイズもあまり入らなくなりました。
プッシュメールもBTやWi-Fiでの接続中は正常に取れます。
早いとこ正式版が出てほしいところです(そういえばSPV C600にはAKU2の正式版が出たのですね)。