DioPen 6.0 for WM5.0続報

昨日リリースされたハングル手書きSIP搭載IMEのDioPen 6.0 WM5用、さっそく入れてみました。今まで韓国語OS用(wince.nlsに韓国語が入っていることが前提)を使っていたので英語OS用(通常、英語OSでないとインストールできない)は初めてなのですが、いろいろ違うところがあるようです。もし試す人は注意してください。

  • 普通にやるとインストールできなかったので、PC上のインストーラにより\Program Files\DIOTEK\DIoPen60の下に作成されるDioPen3.CAB(フォントを含まない最小構成)をUniversalにコピーしてインストール。
  • アクティベーションはPC上のインストーラでインストールされるDioPen Activationを使って、PC上からできる。ただしDIOTEKからメール送られてくるシリアルキーは最初の4桁の後にハイフンが入っているが、そのままではハネられるので、ハイフンは省略して入力(メールからコピペ後ハイフンを削除)すること。
  • \Windows\StartUp にDioLocale.lnk(\Windows\DioLocale.exeへのショートカット)がインストールされる。英語版ではこれでwince.nlsを代替しているらしい(wince.nlsという名のファイルは含まれていない)。韓国語対応ヌルズが入っていると「Error: Can't map new file」というエラーダイアログが出てうまく動かないので、インストール完了後最初の再起動直後に削除。韓国語ヌルズが入っていれば動作には無関係。
  • インストールの最後にデフォルトSIPに設定するかどうかを訊いてくるが、「OK」を選んでもデフォルトSIPにはならなかった。
  • インストール後2回目の再起動で、Regional SettingとIEのデフォルトエンコードが韓国/韓国語に変更される。
  • レジストリを見るとDIME.DLL(DioPenのIME本体)が英語版IME(compime.dll)を置き換える形で登録されていて、Keyboard Layoutも英語IMEと同じe0010409(韓国語IMEなら通常はe0010412)になっている。つまり、英語OS用のDioPenは英語版のIMEとして動作しているらしい。
  • キーボード(ソフト、ハードとも)ハングル入力や漢字変換は日本語IMEと共存できないので、必要に応じてレジストリで[HKEY_CURRENT_USER\keyboard layout\Preload]と[HKEY_CURRENT_USER\keyboard layout\Preload\1]の値を変えてやるしかない。いずれも日本語IMEなら@="e0010411"、DioPen(英語OS用)なら@="e0010409"。拡張子regをTREなどのレジストリエディタに関連付けしておき、これらを記述したregファイルをあらかじめ作っておけば、GSFinder+などからタップ一発(とソフトリセット)で環境が切り替わるようになるので、便利かも(自分はそうしています)。なお、手書きSIPのほうは日本語IMEとも共存可能(ハングルキーワードでググる程度なら、これで十分足ります)。

UIや機能は、これまで使ってきたWM2003SE用からほとんど変更がないようですが、WM2003SE用をWM5上で使うと一部アプリでカーソルが見えなくなっていた件は、WM5版では解消されています。