日本語手書きSIP「Japanist for Pocket PC」をUniversalで試してみる

id:yamadaatmnさんのMOBILE NEWSで知りました。富士通大分ソフトウェアライブラリラボラトリからWindows Mobile 2002/2003/2003SE対応の日本語手書き入力ソフト「Japanist for Pocket PC」が2月24日から発売されます。これまで富士通製のPocket PCにバンドルされていたもののようですね。すでに2週間使える試用版のダウンロードが可能になっています。
さっそくWM2003SE用をUniversalで使ってみましたが、漢字の認識率が抜群によいですね。しかも画数の多い漢字をゆっくり書いてもちゃんと追従してくれるのは(たとえば「認識」の「認」や「識」は、「へん」の部分だけ書き終わったところで「言」と認識されますが、少し間を置いて「つくり」部分を書いてもちゃんと「認」や「識」になります)、手書きを使い慣れていないユーザーにも便利かなと思います。
ATOKとの組み合わせでも動作します。ひらがなを入力してJapanistSIP上の「変換」ボタンを押すと、予測候補が一瞬表示されて消えてしまいますが、「BS」ボタンを押すと再び候補が表示されます。
ただし、WM5で使う場合、手書きSIPがステータス行中央右のSIP切り替えボタンとカブってしまうので、そのままではほかのSIPに切り替えることができなくなってしまいます。解決手段もないわけじゃないんですが(たとえばPQzのポートレート/ランドスケープ画面連動SIP切り替え機能でJapanist for Pocket PC以外を指定しておけば、画面をねじるたびに指定したSIPに切り替わります)。たぶんWM5への正式対応が謳われていないのは、その辺が未解決だからなのかな、という気がします。
あと、id:yamadaatmnさんも書かれている通り、試用版は試用期間中であることを通知するダイアログが頻繁に出ます。まあ、使えることがわかればいいわけですが…

ちなみにインストールには3MB強の空き容量が必要ですので、ROM調理していない日本語化Universalで使う場合は、ストレージの空きに気を付けなければならないかもしれません。