ドコモの対KTF出資が正式発表

昨日ドコモから正式にリリースされましたが、W-CDMA事業を中心とした業務提携で、5649億ウォン分の出資には新株とKTF自社株が充てられるようです。
iモード導入はない(※リンク先はハングル)とのことですが、WIPI-JavaとDoJaとの互換性確保については検討されるようです。ただ、個人的にはこの提携が将来的にKTFへのiモード導入に至る可能性は、大いにあると思います。iモード名を伏せた「実質iモード」になるかもしれません。端末の共通化を目指すなら、プラットフォームの共通化にまで踏み込まないと、効果が出ないと思いますので。
今のところL600iのような韓国メーカー端末が日本に入ってくる可能性のほうが大きいですが、韓国の携帯関連サイトに日本端末の写真などが結構貼られているのを見ていると、逆の期待も韓国では少なくないようで、日本メーカーにとっては海外事業を拡大する最後のチャンスかもしれません。ちなみに韓国では長い間100g以下の小型軽量端末が好まれる傾向にありましたが、150gを超えるものも少なくないDMB端末の登場により、日本型の重厚な大型端末に対する抵抗感は少なくなったといえます。
なお、KTFはFMC(固定と携帯との融合)を睨んで、親会社であるKT(旧韓国電気通信公社=韓国通信、もと国営)との合併も検討中にあり、実現した場合はドコモの持ち株比率は低下することになりそうです。逆に実現しなかった場合は、ドコモ傘下に入る可能性まであると見ています。