がんばれシャーぽん!

そんなわけで、Universalなど海外版WM5デバイス上の日本語環境の整備が進んだ今、自分にとってはWS003SHを購入する意義が薄れてきました。もしBluetoothがあれば、多少の無理をしてでも購入していたのかもしれませんが…(ちなみに京ぽん2予約も保留中)
ただ、シグ3以来トピックの少なかった日本のPDA界にとって、久々のエポックメーキングな出来事であることは間違いないでしょうし、シャーぽんが盛り上がることで日本のPDAスマートフォンPDAフォンを含む)市場が活性化されることには、大いに期待しています。
このBlogを始めて以来何度も書いているように、自分はPocket PCに入門したのがこの8月ですから、PDA歴わずか3ヶ月半(FOMA M1000PDAと捉えるなら+1ヶ月)で、それ以前のPDA界のことについては表面的なことしか知らないのですが、GoogleなどでPDAに関連するキーワードで検索してみると、2000年前後にはPalmも含めてかなりのブームで、アプリや周辺機器が数多くリリースされていたことがわかりますが、その後どうなっていったかはここをご覧の諸先輩方のほうがよくご存知でしょう。PCの高性能化とブロードバンドの普及によって、相対的に通信手段を含めたPDAの非力さが浮かび上がったこと、携帯電話の高機能化など、理由はいろいろあるかと思いますが…
そんなPDA市場の低迷の中で発表されたシャーぽんは、かなりのインパクトを持って迎えられたように思えます。報道ではPDAの歴史や進化の過程などがまったく無視され、「Windowsの動くスマートフォン、携帯電話」とやや誤解気味に伝えられているのも、むしろ負の歴史を背負わずに済んでいるという点では、シャーぽんの前途にとってはプラスといえます。
シャーぽんで商用・フリーを問わずアプリの開発が再び活発になり、携帯電話のクローズドなメールシステムやコンテンツに縛られてきた日本のモバイル界に風穴を空け、オープンで新鮮な空気を送り込んでくれることに期待しています。
と、いうわけで、シャーぽんによる日本のPDA/モバイル界活性化への期待をこめて、今日からここにもid:itokoichiさんの「W-ZERO3応援団」のバナーを貼らせていただくことにしました。