PDAフォンを買うつもりが…

今日は出張の仕事を終えてKTXでソウルに移動し、10月に復旧(覆蓋撤去)工事の完成した清渓川をはじめ、まだ健在の世運商街など鐘路周辺を歩いて回った後、龍山商街→テクノマートと移動して、韓国仕様のPDAフォンを探して回ったのですが…
まあ、諸般の事情で難しいだろうとは思っていたのですが、結局今回はPDAフォンを入手することはできませんでした。新品はもちろん、中古もダメです。どの店でも判を押したように、

  • 新品はポストペイド契約なしで購入不可
  • 韓国に居所のない(外国人登録をしていない)外国人はポストペイド契約できない
  • カードフォン(プリペイド)契約は中古でないと不可
  • PDAフォンの中古は置いていません」

と言われて、断られてしまいました。
現在、PDFフォンはSKTとKTFから出ていて、外国人でもKTFならプリペイド契約が可能ですので、KTFのPDAフォン端末の中古さえ手に入れば電番も入れられるのですが、PDAフォンは今年の初めだったかに補助金インセンティブ)が認められたのと小型化が進んできたおかげか、最近再びちょっとしたブームになっているようで、影響されて中古のほうも非常に品薄のようです。
でも、せっかく韓国の携帯街に買う気満々でやってきたのに、何も買わずに帰るのは…というわけで、カードフォンでも作るかな、と龍山のとある店でSamsungの「カムコーダ・フォン」ことSPH-V4400(※リンク先はハングル)の中古を見つけたので購入してしまいました。2004年6月発売で、回転2軸型ヒンジ、100MBの内蔵メモリ、200万画素のAFカメラ、RS-MMC対応と、当時屈指のハイスペック端末でしたが、後にバグの多さでも話題になったものです。
日本では店頭に出てこないと思われるほどの傷だらけ、ヒンジにややガタつきあり、しかも電池(標準と大容量の2個)と卓上ホルダ、32MB MMC(MP3ファイル3個入り)を除く付属品(USBケーブル、ビデオ出力ケーブルなどがあるはず)とマニュアルが欠品でしたが、発売時80万ウォン近かったハイエンド端末が18万ウォンだったので、個人的には納得しています。
店の兄ちゃんと一緒にKTFの直営窓口「KTFメンバーズプラザ(電子ワールドビル4F)」に行って、プリペイド契約。確認書類は日本のパスポートでOKでした。とりあえず10,000ウォン(初回のみ1,000ウォン分のボーナスあり)チャージ。これで晴れて韓国の電番が手に入りました。
外見はボロボロながら動作上は問題ないようで、200万画素のAFカメラも正常に動作しているようです。
驚いたのは、前のオーナーの電話帳やMP3ファイル(DRMが掛かっているので、電番が変わると再生できなくなる)がそのまま入っていたことです。オールクリアのメニューがあるのに、消去せずに中古に流してしまうとは…