韓国でのW-CDMAデータローミング

なんと、Vodafone 3GFOMAmopera Uの国際ローミングで、韓国のW-CDMAエリアでのデータ通信ができるようになっています!
どうせ韓国では、まだiモード以外のデータローミングなんてできないだろう…とタカをくくっていたのですが、ダメもとでやってみると、なんと日本での設定のまま、普通にパケット接続して通信ができるようになっていたので驚きました。

ただし、とくにボーダのほうはまだ正式サービスでないためか、いろいろとおかしなところがあるようで…

  • mopera UはKTFのW-CDMAネットワーク(UMTS 45008)では使用できない。FOMAカードはKTFに優先的に接続しようとするので、強制的にSK Telecom(UMTS 45005)を選択してやる必要がある。
  • Nokia 6680 (Software Version 2.04.15, 04-03-05) では、なぜかFOMAカードでのパケット通信不可。i-mate JASJAR (HTC Universal) だとOK。ただし、これは6680のファームのせいかも。
  • Vodafone Live!はまだ使用できない(認証エラーが出る)。つまり利用可能なのはVFJP Access Internetだけ。
  • Vodafone Connect Card契約のUSIMでも、音声通話ができる(!)

ちなみにFOMAについては、ドコモのサイトにKTFではmopera Uが使用できない旨の記載がありますし、V3Gに至っては韓国でのデータローミングの料金すら記載されていません
そういえばFOMAがKTF以外に新たにSKTともローミングしていたのも、仁川空港で電源を入れてSKTの電波を掴むまで知りませんでした。

ともあれauA5505SA/A5514SA以外でも韓国でデータローミングができるようになったことは、朗報といえるでしょう。あとはエリアを早くなんとかしてほしいものですが…(釜山は11月のAPECまでにエリア化される、という話もあるようですが、それ以外の大都市は来年上半期とか)。
ちなみに韓国のW-CDMAのサービス品質ですが、鐘路から日本に音声電話した限りでは、KTFよりSKTのほうがよいようですが、SKTのほうでも音が途切れることがありました。まだ改善の余地があるようです。ただし、エリア内の密度のほうは充実していて、CDMA2000と同様に、走行中の地下鉄の車内でも使えました。