Windows CE 5.0ベースのPidion BM-200


id:kzouさんのところで紹介されていたのでちょっと調べてみたのですが、SlashphoneEngadgetなどで取り上げられて、結構韓国外でも関心が高いようですね。Wi-FiBluetoothを両搭載しているWindows CE 5.0デバイスだからでしょうか。
メーカーはBluebirdSoftという業務用PDAの会社で、コンシューマがターゲットになりうる製品を出すのは今回が初めてです。韓国内でも業界の人以外にはほとんど知られていないはずです。
「RADIO: SWING」とあるのは韓国の固定網事業者KTの移動体/公衆無線LAN連携サービス「NESPOT Swing」対応を意味します。つまりKTの子会社である移動体キャリアKTFの1.9GHz帯CDMA(いわゆるPCS帯)と、KTによる世界最大級(都市部の表通りはほぼ完璧にカバー)の公衆無線LANサービス「NESPOT」の両方に対応しているということです。ただしNESPOT Swingの端末紹介ページにはまだ載っていません。まだ発売になっていないようです。
OSがWindows CE 5.0」となっているのが謎ですが、Slashphoneに載っている画面からはたぶん4.xまでのCE.netに相当するバージョンのように思えます。あとROMが512MB(BluebirdのサイトにあるPDF上の記載)とか1GB(サイト上の記載)まで拡張できるというのは、miniSDのことかもしれません。

以下、Bluebirdのサイト(ハングルのほう)に掲載されているスペックです。コンクリートに1.2mの高さから12回落としても大丈夫とか、普通に動作温度/湿度の記述があったりとか、いかにも業務用から参入してきたメーカーらしいですね。重量の記述がないのも謎です。

  • CPU: Intel PXA270 520MHz
  • OS: Windows CE 5.0
  • MEMORY RAM : 64MB (Up to 128MB) ROM : 128MB (Up to 1GB)
  • DISPLAY: 2.8inch TFT LCD 240x320pixel 260,000 Color
  • RADIO: SWING (CDMA & WLAN Integrated)
  • INTERFACE: USB 1.1 Client, RS-232C, Mini SD Slot, IrDA, Bluetooth
  • CAMERA: 2M CMOS type Camera, Flash, 反射鏡
  • BATTERY: 1300mA Rechargeable Lithium Polymer Battery (大容量 : 2600mA)
  • ANTENNA Internal : Bluetooth, CDMA
  • ENVIRONMENT: 12times drop 1.2m to concrete
  • AUDIO: Speaker & Mic integrated Headset jack
  • KEYPAD: 9key
  • LED: PDA : 2 CRADLE : 1
  • OPERATION TEMPERATURE: 4°to 122°F/-20°to 50°C (or better depending on the application)
  • RELATIVE HUMIDITY: 5% to 90% RH noncondensing
  • DIMENSION: 61(width) x 119(length) x 19(thickness)mm

ちなみにBM-200は液晶が2.8インチのPDAフォンなので、端末インセンティブ原則禁止の韓国で例外的に認められているインセの支給対象(液晶2.7インチ以上のPDAフォンとW-CDMA端末)に該当します。
あとBluebirdのサイトにはNESPOT Swing対応PDAフォンとしてBM-100BM-150(※いずれもリンク先はハングルです※)という機種も掲載されています。それぞれ液晶が3.7インチVGA、3.5インチQVGAで、OSはやはりWindows CE 5.0とあります。