ヌルズ非依存の日本語環境

このところ毎日のようにHTC Universal上での日本語環境関連の新ネタが上がってきているAsukalさんの「大陸諜報活動新聞」ですが、ヌルズなしで日本語WebのデコードができるMS Smartphone(WM2003SE)向けのOpera 8.0が動いたことで、ようやく日本語Webブラウジングが実用レベルに近づいてきています。
ところで、OperaJava版としてノルウェーでテスト中のOpera Miniが、UniversalのMIDP環境(MIDlet Manager上)で動作、そこでも日本語が表示されることが確認されたのですが、このOpera Miniノルウェーに置かれているプロキシサーバーで、すべてのHTML上の文字データをUTF-8エンコードしてしまうことで、ヌルズに依存することなく日本語などの表示を実現しているようです。
この話で思い出したのが、やはりMIDP環境用のJavaアプリで、プロキシ経由で文字コード変換するタイプのWebブラウザとして先輩格のWebViewer、同じ原理でE-mailの送受信が可能なEmailViewerです。いずれもカナダのReqwireless社の製品です。
さっそく、手持ちのEmailViewerをインストール&設定して試してみたところ、

This product has expired and is no longer available for purchase.

と出て、メールを取らせてもらえませんでした。残念ながら、これらのソフトの新規の販売は中止されてしまったようですね。かつてはレジストしていなくても体験版として使えていたんですが…
ちなみに、機種変更のために旧端末用のレジストキーを新規のキーと交換(前のキーは廃棄)してくれるサービスは今も続いているようで、実はぼくはEmailViewerとWebViewerを各2口ずつレジストしているユーザーなんですが(目的はUnicodeフォントを仕込んだSymbian端末上でハングルのメール/Webを閲覧するため)、もともとのレジストキーが今すぐわからない状態(たぶん会社にメモが残っている)なので、月曜日までテストできません…

とりあえずUniversalでのWebブラウジング関連はほぼ解決しつつあるので、当面の課題といえるのは既存のPOP3アカウントが使える日本語メール環境なのですが、たぶんEmailViewerなら大丈夫だろうと思います。ただ、仮にできたとしても、もう新規では購入できないソフトなので、あまり皆さんのお役には立たない情報ということになってしまいますが…
それにしても、Reqwirelessってどうしてしまったのでしょうね。EmailViewer/WebViewer、とてもいいソフトだったのに。