ROM書き換えのリスクについて。

このところO2やDopodのROMをJASJARに焼くとか、日本語版のh2210に韓国語版ROMを焼くとかの記事をいくつか書いたもので、Pocket PC歴3ヶ月のぼくでも気軽にガンガン書き換えられるぐらい、ROM書き換えって、きっと簡単なんだな…とチャレンジに踏み切られた方も、もしかしていらっしゃるのでしょうか? とくに22日は411ソリューション発見により、ここの閲覧数が過去最高だったりしましたし…
もしそうなら、猛省したいと思います。


reveilさん、AsukalさんのBlogに記事がありますが、Pocket PCやPocket PC Phone、SmartphoneなどのROMの書き換えは、非常にリスキーです。手順のミス、異なる機種や別のOEM先のROMを焼くことによる動作不能リスク、ROMデータ転送中のケーブル脱落、停電など、はっきり言って地雷だらけです。
ぼくもある意味この禁断の世界にのめり込むきっかけとなった「Arabizer事件」以来、すでにJASJARだけで10数回のROM書き換えをやり、ある程度の経験値を積み上げてはいるのですが、それでも毎回、期待半分・怖さ半分という心境で、ROMの書き換えに臨んでいます。


と、いうわけで、ROM書き換えを試みられる方は、まずはぜひともこの分野の大先輩・Asukalさんとreveilさんの忠告に目を通してください。自信のない人は、どうか思いとどまるように! どうしても、という人は自己責任で。

★ROM書き換えの危険と責任★(★大陸諜報活動新聞★ - Asukalさん)
【重要】特区731-決死隊1号からのお知らせ(アジアの片隅から - reveilさん)
殉職したJASJAR

結局、京ぽん2行きました。

新宿ヨドで「京ぽん2」ことWX310K(シルバー)を購入。在庫はたくさんありましたが、さすがに全国的に売れ行きはかなりのようでセンターが混んでいるとかで、端末に番号が入るまで3時間も待たされました。
とりあえずOperaでいくつかのサイトのブラウジングを試してみた(さすがに4xパケット対応だけあって、京ぽん1と比べると速いです)後は、もっぱらBluetoothダイアルアップネットワーク (DUN) 接続のテスト。Universalは当然として、Tornadoも前と同じ手順で接続成功です。
しかし、マルチアクセス対応でBTの常時DUN待ち受けが可能なW-CDMA端末とは違って、BTモデムとして使える状態に持っていくまでが結構面倒ですね。音声とデータ通信が同時に使えないのは覚悟していたのですが…
「メニュー」「アクセサリ」Bluetooth「ダイヤルアップ接続待ち」と4段階も必要で、しかもメニューからアクセサリを選ぶのに数字キーは使えないので、メニューカーソルをいちいち移動させる必要があります。ショートカットも割り当てられていないようですし、「マイオリジナル(いわゆるオリジナルメニュー、カスタムメニュー)」に登録することもできません。←一度DUNを使った後は、*キー長押しで行けるようです。ただしDUN以外のたとえばヘッドセットプロファイルを使った後は、再び4ステップでDUNを選び直す必要があります。
あと、DUN待ち受け状態にしたまま接続がないと、一定時間経過後に音声待ち受けに復帰してしまいます。まあ「電話機」ですから、どうしても音声優先になるのはわかるのですが…

電車でのネットラジオのストリーミング再生に堪えうるかどうか、帰りに試してみます。

【追記】 22時前後に32Kbpsストリームの韓国のラジオでテスト。最初は電車の中でもいい調子でつながっていたのですが、やはりPHSの宿命なのか、bitWarp PDA並みかそれ以上に途切れまくりで、不安定でした…って、もしかしてアクセスポイントがPRIN(ウィルコム直営)だからだったのかも。今日は京ぽん2発売日ということで、相当混んでいただろうと思いますし。次回はAPを、PRINよりは空いていそうなBIGLOBEに変えて試してみたいと思います。
で、(1) 時速60km程度での移動中でも途切れずに使えて (2) 料金が定額または定額に近い設定で (3) 実効スループットが64Kbps以上、というのが、音声ストリーミングに堪えうるモバイル通信手段の条件かと思うのですが、全部満たすものは現状日本にはなく(香港とかにはEDGE=ウィルコムのじゃなくて(笑)=の定額があったりして羨ましい限り、あと台湾でも遠傳=FETがVodafone Connect CardみたいなW-CDMA通信カード専用の定額を始めたそうで)、あえて理想に最も近いものをひとつ選ぶなら、現時点ではやはりVodafone Connectなのかな、と思いますね。京ぽん2を使ってみて、改めてW-CDMAならではのBT常時待ち受けの便利さ、最大384Kbpsの速さといったVCCのメリットを実感できました。
ただ、基地局事情のよい場所で静止中のBluetoothによるデータ通信が目的であれば、京ぽん2はかなり使えると思います。bitWarp PDAよりは高くつきますが、接続できる機種に制限がないことを考えれば、音声も使えて「つなぎ放題[4x]」と価格設定がほぼ同等のウィルコム定額プラン+データ定額は、かなりいい線を行っているとは思います。
それにしても京ぽん2で、BT DUN待ち受け状態に固定できたなら…と思ったのは、ぼくだけではないでしょうね。どうせ、京ぽん2ではあまり電話しないと思いますし。


ちなみにaubitWarp PDAは、来週解約することにしました。