411ソリューション・その後

ヌルズ&ATOK解決の後最大の懸案であったIEの改行(行末折り返し)問題やMessaging (Inbox)のデフォルトエンコード、NotesやMSNメッセへのIME入力といった問題が、SystemLCIDの411化のおかげで解消。ますますUniversalやTornadoに対する愛着が深まってきた感じです。もう個人的にはシャーぽんなんてどうでもいいです…(でも、初Pocket PCかつ日本語化などで苦労したくないという方には、迷わず最初から日本語OSのシャーぽんをお勧めしておきます)。
多数の皆様からコメント、トラックバック、リンクをいただいた上、Asukalさんには自動411化CABまで作っていただきました。本当にありがとうございます。
411化について、その後いくつか気付いた点をまとめておきます。

  • 最初、自分の旧環境で411化がうまく行かなかった原因はまだ特定できていませんが、どうやら以前偽Dopodから抜いたIE関連ファイルを上書きして玉砕後、削除しきれていなかったのが原因のような気がしています。
  • KozawaさんがコメントされていたHKLM\Init、実は旧環境下でも試していまして、結果は同じでした。Launch22のほかにLaunch11も試しました。まあ、411化不調の原因が旧環境にあったことは自明なわけですから、usemynls.exeのロードのタイミングによって何かが変わるわけではないでしょうね。新環境下ではStartUp、HKLM\Initともうまく行っています。
  • Todayの大きいフォントは[Setting]-[System]タブ-[Screen]で「Text Size」のスライダーを弄れば、409と同じサイズに設定できます。411化直後はここが右(Largest側)から2つ目のサイズになっていますが、スライダーを409時のデフォルトと同じく、中央に持っていけばOKです。もちろん小さくもできます。ただ、409では未読メールなどがボールドで表示されていたのが411では標準のままなのが、やや不便といえば不便です。タイトルバーもボールドではないですが、いずれも何かソリューションがあるかもしれません。週末にでも弄ってみたいと思います。
  • Smartphone (Tornado) を411化すると、エラーや通知の画面(Pocket PCのダイアログボックスの代わり)のタイトル部分のフォントサイズが、メッセージより小さくなります。

と、いうわけで、Tornadoの411化前後のスクリーンショットを置いておきます。

Dell Axim X51v/X51日本語版が発売されたらしい

X51v
http://www1.jp.dell.com/content/products/productdetails.aspx/axim_x51v?c=jp&l=jp&s=dhs
X51
http://www1.jp.dell.com/content/products/productdetails.aspx/axim_x51?c=jp&l=jp&s=dhs
日本HP (iPAQ) が出遅れているので、市販初の日本語版WM5デバイスとなったようです。値段が高いのは最初だけでしょうね。デルのことですから、何々セールとか期間限定割引とかいって、X50/v並みの低価格で提供されるようになるのは目に見えています。
いずれもX50v/X50とOS、内蔵Flashの容量以外は同スペックです。今後X51/v用ROMアップデータが提供されたりすると、アップグレードCDを買わずにX50vをWM5化したりできるようになるのでしょうか(英語版X51/vについては早くもアップデータが上がっているようですが)。JASJARにO2やDopodのROMを入れられるように…同じHTC製ですしね。
WM5は英語版OSの日本語化ができなかったことが最大の不満で、ひと頃UniversalにWM2003SEを無理矢理組み込む方法が議論されすらしましたが、ヌルズソリューションや411ソリューションによって一応の解決を見た今、改めてWM5はいいOSだと思えるようになってきました。やはり電池切れでもメモリが飛ばないPersistent Storageの存在、安心感は大きいですね。msmobiles.comの管理人氏があれだけWM5にこだわるのも、なんだかわかるような気がします。