「spモード」の儚い夢。

昨9月1日、ドコモ スマートフォンユーザー待望の新ISPサービス「spモード」がサービスインしました。対応機種は持っていない上に、事前予約も一切受け付けていなかったので、ある程度の情報が出揃い、かつ受け付けもサービス状況も落ち着いてから契約するつもりでしたが、仮に満足できなくても6ヶ月間は無料ですし、これまでもmopera Uiモード.netなどのサービスはすべて初日から使ってきた経緯もあるので、結局今回も開始当日早々にドコモ インフォメーションセンター(特番151)から申し込むことに。混雑の伝えられていた151でしたが、昨日の午前中に待ち時間約10分、担当者との通話がつながって3分ほどで手続きが終わったのは、どちらかといえば早かったのでしょうか。
で、手許にはドコモ純正スマフォというとHT-03Aしかないわけですが、事前の予想通り「spモードメール」アプリには機種チェックが入っているようで、HT-03AではAndroidマーケットからのダウンロード、インストールともに可能なものの、いざメールを送受信しようとすると「未対応端末のため、サービスを利用できません。(403)」というメッセージが出てハネられてしまいました。どこを見て機種判別しているのかは不明です。build.propやbuild.sapphire.propを弄ってXperia(SO-01B)に合わせただけではダメなようで、ひょっとしたら対応機種にしかない特定のファイルとかの存在をチェックしているのかもしれません。
spモード対応機種非該当のHT-03Aでもspモード用アクセスポイント(APN: spmode.ne.jp)経由の通信自体は可能で、速度もストリーミングなどの負荷の高いサービスも、mopera U用定額AP(APN: mpr2.bizho.net)と同等に利用できました。でも、なぜかK-9 mailを利用したGmailIMAP IDLEによるメール自動受信がmopera U接続に比べて遅れる現象が、かなりの頻度で発生しています。常時というわけではなく、タイムラグなしで受信できる場合もあります。それと、本日の昼間には何回かのパケット接続切断に遭遇しました。まだいろいろと調整中なのかもしれませんね。
で、すでにあちこちで報告が上がっている通り、昨日の時点のspモードAPではmpr2.bizho.netで実施されている、端末のIMEIホワイトリストによる接続制限が行われておらず、非ドコモのSIMフリー端末でも利用可能になっていて、これはもしや定額データプランに続くドコモのSIMフリーへの取り組み強化か? 海外端末・SIMフリーiPhoneユーザー大歓喜! といった感じで、Twitter等ではプチ祭り状態でした。しかし、本日の早朝までにホワイトリストが実装されたようで、非ドコモ端末からの接続は遮断されるようになってしまい、短い祭り、SIMフリー5,985円フルスピード定額の夢は儚くも潰えました。
ちなみにspモードのホワイトリストの内容はmpr2.bizho.netのそれと同一と思われ、HT-03Aでも本日以降も問題なく利用できています。mpr.bizho.netを使う機種(HT-01A/02AとかHT1100とか)はどうでしょうね? たぶん無理だろうと思いますが。