X03HT、X02NKほかSBM新機種発表

SBMの新機種発表からもう1日以上経ち、ネタとしてはもう古くなってしまいましたが、X03HT(HTC Volan)とかX02NK(Nokia N95)とかが発表になりましたね。
X03HTの3色展開で赤の評判がいまいちのようですが、うちでは嫁さんにはウケがよかったです。デザイン的にも普通のケータイを意識しているようで、従来のいかにも敷居の高そうなWindows Mobile端末のイメージを少しでも柔らかくできれば意義があると思います。
プログラム、ストレージとも従来(X02HTまで)の2倍になったメモリ、8GBまで公式対応するmicroSDHCスロット、HTC Touchシリーズライクなホーム画面、あとあまり使わないでしょうがTVコールにも対応していたりとか、中身はかなり充実している気がします。とはいえ、通常ケータイ+QWERTYというまさに予想外な922SHとかのインパクトに埋没してしまわないか、ちょっと心配です。
個人的にはX02NKとして登場することになったNokia N95も興味深いものがあります。9xxシリーズではなくPCサイトダイレクト(いわゆるopen)が前提のXシリーズとして出ることになったのは、N95のスペックと潜在的なポテンシャルの高さを考慮すると、妥当だと思います。普及という点では壁になるかもしれませんが、通信に制限の多いWAP(922SHでは500KB/頁の壁が撤廃されるそうですが、WAP、従来のPCサイトブラウザ、openに続いてまた新しいAPを作ったのでしょうか…)の使用を強いられるよりは、たとえ上限価格が高くても端末内ならほぼ無制限のopenが最初から組み込まれているほうにメリットを感じる人も、少なくないことでしょう。
あとはSamsung(820SC/821SC)が920SCに続いて本気で日本市場に取り組もうとしているのが印象的ですね。SBMではないですが、Pantech初のWIN端末となったW61PTも。ドコモのLGも含めて、韓国メーカーのトガった海外モデルの国内投入を期待しているような層には不満かもしれませんが、日本ではまだブランドロイヤリティの低い韓国勢が日本市場に根を下ろすにはまずは(価格以外の要素で)「売れる」端末だと思いますし、ミドル以上の端末でヒット作を出してブランドイメージを高めておけば、将来独自色の強いハイエンドモデルを投入する際にも、その成果が生きてくることでしょう。
そういえば海外勢のおサイフケータイ、そろそろ出てくるのかなと思っていたのですが今回も出てきませんでしたね。もしかしてFeliCa関連には海外メーカーを排除するような参入障壁があったりするのでしょうか?