久々にキャリア端末を使ってみる。

昨秋以来、妄想緑なHTC MTeoR(Breeze)と、どノーマル状態(ROMを一切弄っていないという意味で)のSoftBank X02HT(HTC Cavalier)の2つのMS Smartphone/WM Standard端末が常用機となっています。とくにMTeoRのほうは2006年8月以来、メインの妄想電話としてもフル稼働中です。緑にはiモード契約も付けてあり、\210.-(税込)/月の「iモード付加機能使用料」が毎月ほぼ無駄になっている状態なのですが、今回の出張には思うところあって、久々にMTeoRを自宅に置き、FOMA N902iS(2006年6月購入)を持ってきました。
で、久々に移動中のネット閲覧、カメラ撮影などでN902iSを1日ほど使い込んでみての感想。

  • 普段MTeoRやX02HT等で見ているサイトをN902iSのブラウザ(フルブラでないほう)で閲覧してみたら、意外に速くて驚く。MTeoR+妄想mopera Uより明らかに速い。ひょっとしたら端末自体の表示能力やメモリ速度などの性能差なのかも。
  • やはりカメラは国内端末のほうが上(N902iSは光学系はまあまあですが、圧縮のせいか撮影した写真がややザラつくのは今ひとつ。それでも自分の知る範囲のどのWindows Mobile端末よりも上だと思います。ただし写真の保存は遅いですが)。
  • iチャネルは個人的にはよいと感じるサービス。自分はMTeoRやX02HTにもRSSプラグインを仕込んでいるほどなので、この手の情報垂れ流し系サービスには魅力を感じます。
  • FOMAも902iあたりになると、900i〜901iのような動作のもっさり感がほとんど感じられない。部分的にはMTeoRよりも快適。

と、いうわけで、普通の非スマートフォンなキャリア端末(しかも1年半も前の)も捨てたものじゃないなぁ、というのが正直なところです。
国内でも妄想利用可能なMTeoRが出て以来、かねてからの夢だった「WM端末だけで過ごす」ことを実践すべくキャリア端末の利用をほぼやめ、とりあえず大きなトラブル(片通話とか圏外ハマりとか)には遭遇することなく今に至っていますが、周囲を見渡してみると実はほとんどの人が非WMなキャリア携帯電話端末を持ち歩いていて、しかもほとんどの人はWM端末でなくそちらをメインや業務用の電話として利用している(つまりWM端末をクリティカルな用途ではあまり使わない)現状があるようです。高画素のAFカメラやキャリア端末限定のアプリ、FeliCa関連をはじめとする諸サービス、ワンセグ等を利用したいというのが主な理由だろうとは思いますが、どうも(いろいろカスタマイズした)WM端末と比べてフリーズ等で着信を逃すリスクが少ないのはキャリア端末のほうだろう、と信頼を置いている人が、まだまだ多いように感じられます。
個人的にはFeliCaiモードメール、iモード公式サイトはほとんど利用しませんし、iチャネルもRSS等で代替可能ですし、前述の通りWM機を妄想メインで1年半にわたって利用しながら、自分なりに実績も積み上げてきたつもりです。そもそも基本的にはカスタマイズ性の高いWM端末のほうが好きですし。この先もたぶんメイン端末では定額パケット通信主体のサブ端末(今だとX02HT)のようにメモリを圧迫するような使い方をすることもないでしょうから、MTeoRを代替できるWM Standardの新機種(個人的にはStar Trekのような薄型折り畳みが好みなのですが…)が出るまでは、MTeoRを使い続けることでしょう。
WM Standard(MS Smartphone)系でも妄想mopera Uプッシュメールができる手法が確立され(実はMTeoR入手以来、暇を見ては試行錯誤を重ねてきたのですが、未だに成功していません)、あとカメラ周りがもう少しまとも(AF付きで、名刺に印刷されているサイズ程度のQRコードが普通に読めること)なら、それ以上は望まないのですけどね…