HTC Athena/Trinity、SIMフリー機として国内投入へ

うむ、結局SIMフリーで出すことになったのですね…国内でも使える3G端末ということで動向が注目されていたAthena/Trinityが本日開幕のワイヤレスジャパンに合わせて正式発表。発売は9月以降ですが、まずはキャリア端末一辺倒の日本のケータイ市場にキャリアフリー・インセンティブフリー・自社ブランド・自社流通での参入を決めたHTC Nipponの英断に、一ユーザーとして拍手を送りたいと思います。
ただ、現在の情勢からSIMフリー機での定額用アクセスポイント使用をドコモやSBMが認める可能性は低いと予想されますし、そもそもTrinityにせよAthenaにせよ、日本市場の嗜好に合ったモデルなのかという点には疑問符も付きます。時期的にも海外でのリリースからかなり経過し、もはや最新とは言えなくなっていますし。
ケータイWatchの記事によれば、

HTCでは、これらの端末を量販店やオンラインショップで販売する予定。同社では、メーカーブランドとして国内向けに端末を投入する理由を、国内のスマートフォン市場に継続的かつ一層のコミットメントを表すためとしている。

ということですので、Nokiaのいわゆるスタンダードモデル同様、あまり売れなくてもよいのかもしれません。
あと、AthenaはWM6版のX7501ですが、TrinityはWM5のままの発売となるようです。まあ時期的に微妙なので見切り発車ということなのかもしれませんが、自社販売のHTCブランド端末だけに、海外同様にWM6アップグレードを用意してほしいところです。