シャーぽんとUniversalのストレージ/ネフロ3.3更新

W-ZERO3の量産機、なかなか素晴らしい出来のようですね。さすがは液晶のシャープということで表示品質は抜群、キーボードも使いやすくて、HTC Universalより体感速度が速いという話もちらほら。


中でも内蔵ストレージが80MBほどあるそうで羨ましいのですが、これはUniversalなどのPocket PC Phone Edition機とは異なり、電話機能がW-SIM側にあり、本体には電話関連のUIやW-SIMとのインターフェースプログラムぐらいしか載っていないからでしょうね。ちなみにUniversalは内蔵ストレージが43.72MBしかありませんが、電話関連の全く載っていない素のPDAではもっと多く、たとえばWM5化したDell Axim X50vでは、90.49MBもあるそうです。
AsukalさんのROM書き換え成功に刺激されて、ぼくもROMのことをいろいろと調べているのですが、Universalのは公称128MBのROM容量に対して、メイン63.6、Radio(電話/通信周り)10.1、Extended_ROM(先頃buzz_lightyearさんによってアンロックされた、バンドルソフトなどのCABと自動インストーラが格納されている領域)が10.0の計83.7MB(いずれもROMアップデータから展開した状態でのROMファイルのサイズ)もあり、結果的にストレージとして使える容量は少なくなっているわけです。ただしメインの63.6MBは目一杯使われているわけではない(63.6MBはいわばパーティションサイズで、中のファイルは実際には30MB強)ので、もしこのメインROMのサイズを何らかの方法で小さくできるのであれば、その分内蔵ストレージとして使える領域も増えそうです。
あるいは逆に、このメインROMの中に必須アプリ(ATOKなど)をあらかじめ格納してしまう方法も考えられます。どちらも実際に試してはいませんが…(試すほどのスキルも勇気もない)


ところで、シャーぽん発売に合わせたようにNetFront 3.3のテクニカルプレビュー版が更新され、対応機種にもW-ZERO3が追加となっていますが、早速Universalでも試してみたところ、日本語版のまますんなりとインストール可能となりました。
何よりも安定度が格段に向上したようで、前のバージョンのようにいきなり落ちることもなく、いい感じで動いています。来年早々にはPocket PC版Operaも一般用に出回るようですし、一気にブラウザの選択肢が増えそうです。ほかのアプリもW-ZERO3対応を謳って続々バージョンアップされると思いますが、ヌルズと411で日本語化したUniversalやその他の英語版WM5 Pocket PCでも、W-ZERO3やほかの日本語版WM5機とほぼ同条件で動くでしょう(WM5の.NET Compact Frameworkで2バイトが正しく扱えない件のソリューションが未発見なのを除いて)。シャーぽんを作ったシャープ、出してくれたウィルコムに感謝です。