日本初の韓国メーカー製端末「A1405PT」発表

auからPantech & Curitel製端末「A1405PT」が発表になりました。11月下旬発売予定。
はっきり言って韓国端末のアクの強さとは全く無縁、日本製端末と区別が付かないデザインとカラーリングですね。鳥三あたりの端末だと言っても通用しそうです。実際に日本語変換にも、鳥三と同じATOK+APOTが採用されていますし。この製品が韓国メーカー製であることを物語るのは、キーパッドの右下に入っている「PANTECH」というロゴだけです。A1405PTという型番が明らかになった時点である程度予想は付いていましたが、カメラは33万画素、BREW(アプリ)なしと、今となっては非常にロースペックです。初出からたぶんいきなり数千円〜1円でバラ撒かれて、auの純増に貢献するかもしれません。
100gを切ったのは画期的ですが、105gぐらいでもいいのでぜひともグローバルパスポート(CDMA国際ローミング)を搭載してほしかったところ(グロパスに必要な上下周波数逆転機構については三洋電機が特許を持っているそうなので、日本では三洋[大阪]と鳥三以外から出てくる可能性は薄いです。ちなみに韓国にはこの特許が及ばないそうなので、サムスンとかVKのグロパス相当機があるわけです)。
韓国メーカーとしては、LG製GSM兼用FOMAのドコモからのリリースが来春に予定され、サムスンについてもボーダフォンを通じた日本上陸の噂が絶えませんが、せめてメモリカード対応とメガピクセルカメラ搭載で出てきてほしいものですね。
ちなみに日本市場に韓国メーカーのブランドで出てくる端末はA1405PTが初めてですが、韓国製端末ということでいえば、かつてauからモトローラ製として出てきたC100M、あれも韓国製でした。C100Mのメーカーは今はモトローラ・コリアの一部になっている(吸収合併された)「アピールテレコム」という会社で、昨年一部で話題になったStarTAC 2004、最近でいえばRAZRのCDMA2000版も、旧アピール社の技術陣が手掛けた製品です。