JASJAR新ROM(1.30.68 WWE、テスト版)入れてみました。

昨日、ROM調理済み(ヌルズ、フォント、AT○Kなどを組み込み済み)状態でROMアップデートしました。素の状態では試していません。
とりあえず気付いた点。

  • 1.20.xx以前のバックアップから書き戻すと、正常に起動しなくなる(ぼくはSunnysoft Backup Managerで試しましたが、たぶんSpriteやSpbでも同じでしょう)。よって最初から環境構築するしかない。要覚悟ですよ。
  • スプラッシュ画面はi-mate ロゴに続いて、Windows Mobileのロゴが出る。buzz_lightyearさんのUNI_splashでロゴ変更をしても、変更されたロゴに続いてWMロゴが出る。
  • Todayのデザインが変更に。日付が2段表示(地域設定で曜日表示を指定していなくても強制的に曜日を表示)、右端に時刻。その代わりナビゲーションバーの時刻はなくなり、代わりに電池アイコン。Extended_ROM適用前の状態では接続中のキャリア名やBluetoothのステータスも表示されているが、Extended_ROM内のCABのどれかによって削除されるらしい。
  • せっかく*.hvを弄って最初のブート時から日本語化するように設定していても、Extended_ROM内のCABのどれかによって、UK用の設定に強制変更されてしまう。
  • Wireless Managerが「Comm Manager」に名称変更され、機能も従来の電話/Bluetooth/Wi-Fiに加え、データサービス(GPRS)/バイブレータ/ActiveSync/Microsoft DirectPush(プッシュメール)のON/OFFが追加に。
  • clubimate.comのメールは現時点ではまだプッシュメール対応になっていないらしい。Exchangeがプッシュ対応になっていない場合、DirectPushの代わりにSMSを利用してメール到着通知を行う機能が利用できるが、電話番号宛にドメイン付きで送信できるSMSサービスが必須(ボーダフォン、ドコモのSMSはたぶん利用不可、というかドメインを付けてSMSを送る方法が公開されていないので無理。あとMMSではどうやら代用できないっぽい)。
  • プッシュメールを体験してみたいなら、Exchange 2003 SP2でホスティングを行っている4SmartPhone.netが使える。年US$47.88だが、15日間無償で試用可。既存アカウントからメール転送することを想定していて、From:も転送元のアドレスに設定可能。
  • プッシュメールはComm ManagerでMicrosoft DirectPushを有効にし、かつActiveSync起動しっぱなしでScheduleを"As items arrive(DirectPushを有効にすると、無効時にManuallyなどほかの設定にしてあっても、自動的に切り替わる)"、GPRS常時接続しっぱなしの条件でのみ実現される。常時接続を切りたい場合はDirectPushを無効にする。
  • buzz_lightyearさんのExtended ROM Unlockerが動作しない。ただし書き込み禁止属性の解除だけは行われるようで、Unlockした後にGSFinderなどでExtended_ROMを開き、中にある不要なCABを削除することは可能。
  • A2DPは入っていない。現時点でまだ品質上の問題が未解決のため、HTCとしてA2DP搭載を先送りしたとの情報あり。AKU 2.2で搭載されるとか。T-Mobile ROMからA2DPをなんとか移植できないかと試行錯誤中だが、難しそう(もし実現して設定をCABで配布でもすれば、ネ申として全世界から讃えられること請け合いですね)。
  • でも、従来のROMと比べると、動作が格段に軽快! とくにランドスケープ/ポートレートの切り替えが高速、IEなど使用時のページ読み込みの引っかかり感も解消(って、やっと本来Universalのハードウェアスペックにおいて達成されるべきパフォーマンスに近づいただけともいえますが)。

プッシュメール便利ですね。ただし、GPRS常時接続とActiveSync常駐が前提なので、パケット代・電池消耗・空きメモリについて、それぞれ注意が必要ですが。
4SmartPhone.netのプッシュメールは、大体10秒後ぐらいで届きます。30秒かかるという話もありましたが、そこまで遅くはないと思います。Club i-mateのExchange Server対応済みだと聞いていたので期待していたのですが…残念。まあK-JAM (Wizard)だけですがi-mateとしてオフィシャルなAKU2 ROMもリリースされたので、遅かれ早かれ対応するんでしょうけどね。


K-JAMのテストROMと本番ROMのバージョンが同じらしいので、たぶんUniversalもこの中身で本番に移行するのだと思います。
約1日使ってみた限りでは、安定度の上ではとくに問題はないようですし、何よりもパフォーマンスが飛躍的に改善されているので、1からの環境再構築の手間を厭わなければアップデートする価値は十分にあると思いますが、今までとはいろいろ違うところがあるので、覚悟の上、どうか自己責任で。