imotenが1.1.6に。添付ファイル送信に対応!

【追記 2/1 0:20】 1.1.7が出ています。添付ファイル関連の不具合修正が行われたようです。

===

imotenが先程1.1.6に更新され、iモードメールの送信機能が、ついに添付ファイル対応となりました。
これで各スマートフォンからの「写メ」もOKですね。

  • SMTP受信->iモード.net送信で、SMTP認証なしで送信できていた問題を修正。
  • SMTP受信->iモード.net送信で添付ファイルに対応。
  • iモード.net受信->SMTP送信時にHTMLでcharsetを指定するmetaタグを追加。
  • reply-toヘッダの付加がうまくできていなかった問題を修正。
  • デフォルトの文字コードUTF-8にするためconf/wrapper.confにパラメータを追加。

imotenのサイトに「SampleConfig」とか「Tips」が新設されています。imotenを使用中の人、これから使う人は目を通しておきましょう。
HTMLメールの送信ですが、普通にiモード.net経由でHTMLメールを送信しようとすると、デコメールの仕様に従わないHTMLメールは弾かれてしまい、エラーになってしまうのですね。実現には普通のHTMLメールをデコメに変換する中間サーバーなどの実装が必要になることでしょう。個人的には添付が可能になっただけで十分満足しているのですが…

===

ところで、imotenに限らずAndroidのIMoNiやWeb版のiモード.netにもあてはまる注意点なのですが、iモードにはiモードセンター(POP/IMAPメールでいうPOP/IMAPサーバー)でのメールの最大保存数が1000通(または10MB)まで、という制限があります。放置した場合、センターにあるメールは受信から720時間(30日)後に自動的に削除されるのですが、自動削除までに1000通に達してしまうと受信できなくなってしまいます(送信元にはエラーメールが返されます)。この1000通には通常のメール以外に、iモード.net特有のログイン通知メール(iモード.netからは見えない)もカウントされることに要注意です。
iモード.netを通じて受信したメールはセンターからiモード.net専用のサーバーに転送されてきたメールであって、センターメールそのものではありません。つまり、Webメール画面からメールを削除しようともセンターには反映されず、メールはセンターに残ったままです。
iモード端末でメールを受信している場合、メールは受信完了と同時にセンターから削除されるので、この制限を気にする必要はないのですが、FOMAカードをスマートフォンなどの非iモード端末に挿したまま、iモード.netだけで長期間運用し続けていると、センターメールは溜まり続け、制限数に達してしまう可能性があります。
と、いうわけで、特にチャットのように大量にメールをやりとりする人には、たまにiモード端末にFOMAカードを差し替え、センターメールの受信(削除)を行うことをお勧めしておきます。