open: テストテスト/openの現状と近未来像

11月10日を過ぎて10月末締めの皆さんの請求情報が続々と明らかになってきていますが、とりあえずどうやらopenはX01HT以外の端末でも定額やパケ割の対象になっているらしいので、この機会にいろいろ試してみました。

  • Breeze (MTeoR) でもopen接続OK。普通に(X01HTと同一の条件で)ストリーミングなども可能。
  • なぜかNokia 6680SIMフリー)ではopenに接続不可。ネゴはやっているようだがネゴより先に進まず。

各所を見てみた限りでは当初多くのNokia端末でopenが使えていたようですが、先月末あたりからダメのようですね。GPRS認証のPAPとCHAPの違いとかが影響しているのかもしれませんが、そういう切り替え項目も6680にはないですし。もしかしてWM端末以外からのアクセスについて何らかの対策が図られたのでしょうか? あまり意味のない対策のような気がするのですが。
そういえばE60/E61ボーダフォンから出る話も、SBMへの社名変更以降とんと聞かなくなってしまいました。出るとすれば接続先はopenないしはPCサイトブラウザだと思いますが、あるいは別にAPが用意されるのか…


そもそもopenでのポート規制についても、目的がトラフィックコントロールだとするならば、あまり意味がない気がしますね。
コンシューマ相手で高速大容量通信といえばP2PVoIP、ストリーミングが代表的だと思いますが、P2Pを除けば80番ポートで動いているストリーミングサーバーやVoIPアプリが相手なら、現状でも可能なわけですしね。あのSlingboxも80番設定なら使えるそうですから、パケット100万円分なんてあっという間でしょうね。


ところで、open接続中の端末のブラウザから確認くんのようなリモートホストが表示されるサイトにアクセスすると、リモホは「*.pcsitebrowser.ne.jp」と出ます。このドメインでググってみると、いくつかのアクセス解析ページやリモホ強制表示の掲示板がヒットし、各種の環境変数情報から*.pcsitebrowser.ne.jpは811SHのようなPCサイトブラウザ搭載機用のAPと共通のドメインであることがわかります。*の部分も811SHの人とX01HTの人で類似、あるいは共通と思われるケースもあり、同一ネットワークにしか見えません。
そんなわけで、現状、openはPCサイトブラウザとネットワークを共用しているように思えます。たぶん課金に関わる入口(APN)は別ながら、つながる先は同じなのでしょう。
謎が謎を呼ぶところですが、現状のopenは暫定的な状態であって、上限5985円のキャンペーン期間が、制限の緩和された(少なくともExchangeへのセキュアなアクセスに不可欠なSSLぐらいは無条件に通る)open専用の新しいネットワーク構築のための時間稼ぎなのだとすると、なんとなく合点が行きます。
キャンペーンが終わり、高価な定額料を取り始める頃には本来あるべき姿になっていることを期待したいものです。

【追記 11/14 1:31】 コメント欄に通りすがりさんから情報をいただいた通り、リモホが *.pcsitebrowser.ne.jp になるのはX01HTの隠れプロキシ(webopen)を経由している標準状態のPIEやwebopenを設定したNetFrontでの話で、webopenを外したネフロでのリモホ表示は *.mailaccess.ne.jp になりました。しかも前者と後者ではIPアドレスまでもが変わっています(ちなみに前者は210.169.247.xx、後者は210.175.13.xxx)。ますます訳わからなくなってきました…